悪コンディション下でのリスタートにおいてスタンディングスタート方式を取るという2017年F1の規則変更の詳細に関してチームが合意、FIA世界モータースポーツ評議会においてこれが承認された。
昨年までは、雨天などでセーフティカー先導で走行がスタートした場合、セーフティカーが退去した後、ローリング方式によってレースが本格的にスタートした。
しかしそれによってスタートの興奮が損なわれるとの考えの下、今年はセーフティカースタートとなっても(これは雨に限らず、コース上にオイルが出ているなどの悪コンディションすべてが対象になる)、これが退去した後は、全車がグリッドにつき、スタンディング方式でレースをスタートする。
チームはこの規則について、さまざまな状況を想定して協議してきたが、ついに合意に至った。
まず、悪天候が理由の場合、これまでどおり、セーフティカースタートの際、全ドライバーがフルウエットタイヤ装着を義務付けられる。
セーフティカー先導中の周回は実質的にフォーメイションラップと位置づけられるが、この周回は1周を除き、決勝本来の周回数から差し引かれる。
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