レッドブル・レーシングが規則の明確化を求めたことに応じ、FIAは、エンジンオイルを燃料として燃やすことは認められないと明言した。ルノーは、レッドブルの行為を歓迎するとともに、これはライバルを攻撃することを意図したものではないと主張した。
王者メルセデスが予選でエクストラパワーを引き出せるのは、エンジンオイルにパワーアップあるいはアンチノックのための添加剤を混ぜ、それを燃焼させることで、予選の重要な場面でパフォーマンスの向上を実現しているからではないかと、ライバルたちは考えた。それはレギュレーション違反であり、メルセデスはそうした行為はしていないと主張している。
しかし納得しないレッドブルはFIAに対して規則の明確化を求め、これに応じる形でFIAは、エンジンオイルを燃料として燃焼させることはレギュレーション違反と見なされると明言した。
レッドブルのパワーユニットパートナーであるルノーのマネジメントディレクター、シリル・アビテブールは、今回の問い合わせを正当であると歓迎し、これはライバルが行っているかもしれない行為を妨害するためではなく、何が許されるのかを明らかにするためであったとの考えを示した。
「規則の明確化は非常に重要なことである。サスペンション関係であれ、燃料システムやオイルであれ、それは変わらない」とアビテブール。
「一年のこの時期には、(連絡が)非常に密にとられる。それは大事なことだ」
「我々は特に誰かを攻撃したわけではない。(規則の解釈を)皆にとって明白にするために、こうすることが必要だった。それによって、適切な監視が行われ、F1において燃焼していいのは燃料であるということを強調することができる」
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