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投稿日: 2020.04.30 18:28
更新日: 2020.04.30 18:36

トヨタ、ハイエースを改造した新型コロナウイルス重症患者向け移送車両を医療機関に提供

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インフォメーション | トヨタ、ハイエースを改造した新型コロナウイルス重症患者向け移送車両を医療機関に提供

 トヨタ自動車は4月30日、新型コロナウイルス感染症の重症患者向け移送用車両1台を昭和大学病院に提供したと発表した。

 日本を含む世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)感染症に対応する医療機関を支援するため、国内外の自動車メーカーや自動車関連企業、レーシングチームなどが医療用マスクや、飛沫を防ぐフェイスシールドなどの生産に着手。この未曾有のパンデミックの収束に向けた戦いを展開している。

 トヨタもこの新型感染症の診断や、治療に尽力する医療現場を支援する取り組みを『ココロハコブプロジェクト』の一環に位置づけ、医療用マスクや防護服、帽子、消毒剤などの調達・支援をしている他、フェイスシールドの生産、レンタカーの提供など幅広いサポートを実施。
 
 また、4月からは『JPN TAXI』『シエンタ』を用いた軽症患者用の移送車両、計11台を東京都内の病院や宮城県などの自治体に提供している。

 今回、昭和大学病院に提供された新たな移送車両は、重症患者の移送を目的とした車両で、ベース車には『トヨタ・ハイエース』が選ばれた。開発・架装をトヨタ車体が担当し、医療機関から寄せられたさまざま要望が取り入れられているという。

 この車両も軽症者の移送車両と同様に、車両前部と後部の間に隔壁が設けられており運転席側を陽圧、患者を乗せる後部を陰圧とすることで、ウイルスを含む空気が車内を循環しないようコントロールされている。

運転席と樹種席のある車両前部と、患者が乗り込む後部を隔てる隔壁(JPN TAXI)
運転席と樹種席のある車両前部と、患者が乗り込む後部を隔てる隔壁(JPN TAXI)
JPN TAXIベースの新型コロナウイルス軽症患者移送車両
JPN TAXIベースの新型コロナウイルス軽症患者移送車両


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