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モタスポブログ

2016.06.12

Shots!──熱田カメラマンのカナダ、土曜日。「草刈り」とホンダへの質問。


モタスポブログ | Shots!──熱田カメラマンのカナダ、土曜日。「草刈り」とホンダへの質問。

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金曜とはうってかわって、どんより曇り空、時々パラパラ降ってきたりとかでシャキッとしません。予選は、いつものようにメルセデスの1-2でした。でも、全体にタイム差が接近しているので、明日のレースが雨とかになると、コース的にも荒れる展開になる可能性が大きいのではないでしょうか……というか、そうなって欲しいなあ。

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小松さんのところのハース。予選14位、15位と、いまひとつな感じです。リリースを読むと、タイヤが温まらないとか。今年は気温が低いということもあるんでしょうけれど、タイヤを温めるというのは想像以上に大変なことらしいです。

でもね、同じタイヤで、同じようなパワーユニットで、同じような重量のマシンで、同じような形のマシンなのに、タイヤに熱を入れられる、入れられないという差が出るというのが、素人には、よくわからないですよね。今度、機会があれば小松さんに聞いてみますね。でも僕は、ハースに今年序盤のようなレースを期待してます!

03_V4I2029

予選は4コーナーの立ち上がりに行きました。この金網の穴からは、同時にふたりしか撮影できないので、FP3が終わって、すぐに移動して2時間ボケ〜〜〜っと場所を確保してました。

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Q1で、ハリアント選手が壁にヒットしてしまった場所です。モナコに引き続き、ワンミスで即、壁に当たってしまうというオールドコース。撮る側にしてみても、緊張感のある撮影場所もあって好きなサーキットのひとつです。

予選の始まる前に、向かいのオフィシャルさんにお願いして、許可をもらって、予選開始直前に草刈りをさせていただきました。

ちょうどツルが画面に入っちゃうので、気になって……

撮影してくれたカメラマンさんに感謝です!

Photo:Charles Coates さん/James Gasperotti さん

都合2回も金網の穴から出してもらいつつ、草刈りをしました。

まあ、こんなふうにして撮影しているんです。

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では、金曜日からの続きで、ホンダの長谷川さんに質問コーナーいきます。
「よしっ、長谷川さんに聞いてみよう!」

 

まずは「東京都・ひろまど」さんからの質問。

──今後は劇的な熱効率向上のためにトークンを使うのでしょうか。

「使います! もう、そこしかないですからね」

──Vバンクにタービンを配置したことは足かせになっていますか。

「エンジン単体で言うと、もちろん足かせになってますね。ただ足かせという言い方が正しいかというと、そうではないかもしれません。パッケージの制約の中で開発をしていくというのを、足かせと言うのは違うと思います。なんでも自由になるわけではないのは当たり前で、我々はそれを選んだということですから」

──2017年は「サイズゼロ」のコンセプトを捨てるという報道は本当ですか。

「それは、まだわからないです」

 

「大阪府・UME」さんから。

──アロンソ選手は連続して予選Q3へ進出、バトン選手は同じポジションへ来られていませんが、ふたりのマシンに違いがあるのでしょうか? それとも実力の差ですか?

「マシンには違いはありません。でも当然ドライバーの好みでセッティングは違いますから、その差はあります。ここ2戦に関してはアロンソ選手のほうが、うまくセットアップができたということだと思います。あとサーキットの好き嫌いというのもありますし、たとえばアロンソ選手はバルセロナでの気合いの入り方が違いましたからね」

 

「宮崎県・嶽崎まみ」さんから。

──ドライバーはミスをしたとき、どのように説明するのですか。はっきり「ミスした!」って言うのか、いろいろ濁すのか。

「失敗の程度によりますが……基本的にはドライバーは失敗を認めないです。強気で週末を過ごしていかなければ、やっていけない商売だと思いますから。でも、マシンのポテンシャルがあるのに、それを発揮できなかった時などは、素直にごめんねって言いますよ。でも基本は、失敗は認めないですね(笑)」

 

「ペンネーム:ヤマハでF1やってました」さんから。

──今回の参戦は期間が決まっていますか。

「決まってないです!」

──未勝利のうちに撤退する可能性は?

「そんなことは、ないようにしたいと思っています」

──今年の予算は過去最高ですか?

「予算については申し上げられないですけれど、第3期は車体もやっていたので、いまは過去最高ではないですね」

──エンジン設計に携わっているのは何人ですか。

「人数は言えません。正直それが戦闘力にもなるので公開はしていません」

 

最後は、熱田カメラマンより。

──ホンダF1プロジェクトのモットーはなんですか?

「戦って、勝つ!」

いいですね! いや〜、イイです!

引き続き、どしどし、質問お待ちしてます! バクーは来週と、募集期間が短いので、採用されるチャンスが大きいかもしれないという作戦もありかも???

たとえばモナコで採用しなかった質問を、のちほど採用する可能性もありますので、何度も送っていただく場合は、違う質問を書いてもらえると、ありがたいです。

送り先は、下記メールアドレスまで。プレゼント(サイン入りドライバーズカード)希望の場合は「住所」「氏名」「年齢」「性別」を明記の上、「長谷川さんへの質問」を忘れずに書いて、ご応募ください。アロンソ選手、バトン選手どちらが送られてくるかは運まかせとなります。プレゼントがいらない場合は、質問と「氏名」のみでOKです。掲載時にペンネーム希望の場合は、忘れずに書き添えてください。

f1readers@sans-inc.jp

次回はカナダGP直後の6月13日(月)の時点で、いったん締め切ります。

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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography


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