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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.05 14:57
更新日: 2017.05.31 11:05

日本人ドライバー参戦のヨーロピアンF3、公式テストでみえた日欧“文化”の違い

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海外レース他 | 日本人ドライバー参戦のヨーロピアンF3、公式テストでみえた日欧“文化”の違い

 F1への登竜門として注目されるFIAヨーロピアンF3選手権(ユーロF3)に2017年シーズン、牧野任祐と佐藤万璃音、ふたりの日本人ドライバーが参戦する。両名も参加した開幕前のオフィシャルテストを取材した。

 近年のモータースポーツはカテゴリー、チャンピオンシップを問わず、費用抑制を目的にテスト機会が規制・減少される方向にある。

 今回採り上げるヨーロピアンF3選手権も同様で、プライベートテストやオフィシャルテストは、『FIAフォーミュラ3 ヨーロピアン・チャンピオンシップ・スポーティングレギュレーション』の第22条によって実施の時期と日数などが細かく定められている。

 以前は“F3モドキ”のマシンを使用することで、競技規則の抜け穴を突くプライベート・テストも横行していた。しかし、現在はFIA国際自動車連盟がこうした規制逃れを厳しく取り締まり、当該シーズンの技術規則に準拠した車両でのテストしか認めていない。

 このようにテストを制限するのは、潤沢な資金の下で費用を際限なく投下できるドライバーやチームと、費用を抑制したいと考えるチームの公平性を保つためだ。

モトパークから参戦する佐藤万璃音
モトパークから参戦する佐藤万璃音

 ユーロF3の直近のプライベートテストは、2016年シーズン終了後から16年12月半ばまでの間と、17年シーズンの1月半ばから3月半ばまでの間に実施された。サーキットはヨーロッパ域内で天候が安定し、比較的温暖で翌シーズンのレース開催が予定されていない、スペインやポルトガルが選ばれる傾向にある。

 スペインならバルセロナ(カタロニア・サーキット)は定番で、ほかにヘレスやバレンシア。ポルトガルならエストリルといった具合だ。


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