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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.10 12:13
更新日: 2017.04.10 12:14

インディカー第2戦:ヒンチクリフが生死を彷徨う大怪我から復活の勝利

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海外レース他 | インディカー第2戦:ヒンチクリフが生死を彷徨う大怪我から復活の勝利

 カリフォルニア州南部にあるロングビーチで開催されたインディカー第2戦。伝統のレースをジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)が制し、2年ぶりの勝利を挙げた。18番手からスタートした佐藤琢磨(アンドレティ・オートスポート)は、粘りの走りを見せるもマシントラブルでリタイアとなった。

 ヒンチクリフがセバスチャン・ブルデーに1秒4940の差をつけて今シーズン、そしてロングビーチでの初勝利を飾った。キャリア5勝目は2014年のニューオリンズ以来のものだ。3位はチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデン。移籍後初となる表彰台登壇を2戦目にして早くも達成した。

 ホンダは開幕2連勝。そして今シーズン初の1-2フィニッシュを記録した。1、2位独占は2016年のテキサス以来(グラハム・レイホール、ヒンチクリフの順でゴール)以来。2連勝は2015年シーズン終盤のミド・オハイオ(レイホール)、ポコノ(ライアン・ハンター-レイ)以来だ。

スタートで遅れるエリオ・カストロネベス
スタートで遅れるエリオ・カストロネベス

 3年連続ポール・ポジションだったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)はスタート直後に6番手までダウン。彼に代わって予選2番手だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシがトップに立った。

 1周目のターン4でウィル・パワー(チーム・ペンスキー)とチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)が絡み、キンボールはそのままリタイア。パワーもフロントサスペンションにダメージを負い、最後尾まで後退した。

 トップのディクソンは16周でピットし、予選3番手だったハンター- レイがレースリーダーに。しかし、彼よりセカンドスティントを1周長く走ったヒンチクリフがトップを奪った。ディクソンたちの3ストップ作戦は失敗で、彼は3回目のピットストップに向かうと5番手までポジションを落とす。

 ハンター-レイは逆転優勝を狙ったが、チームメイトのアレクサンダー・ロッシにパスされた。しかし、そのロッシはエンジンブローで突然ストップ。63周目のことだった。

 昨年までより5周長い85周のレースは2ストップで走り切るのは難しいとも見られていたが、2ストップが正解で、ヒンチクリフが勝利を飾った。ハンター-レイも2ストップ作戦だったが、突然の電気系トラブルで80周目にストップ。2位を手放し、17位という結果になった。

レースをリードするジェームズ・ヒンチクリフ
レースをリードするジェームズ・ヒンチクリフ


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