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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.11 15:03
更新日: 2017.05.31 11:04

開幕直前プレビュー:牧野、佐藤が挑むヨーロピアンF3。ピケ、シューマッハーの息子も参戦

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海外レース他 | 開幕直前プレビュー:牧野、佐藤が挑むヨーロピアンF3。ピケ、シューマッハーの息子も参戦

 4月14~16日、イギリス・シルバーストンではWEC世界耐久選手権、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ワールド・シリーズ・フォーミュラV8 3.5という各シリーズ開幕戦とともに、FIA-F3ユーロピアン選手権(ユーロF3)の開幕戦が開催される。ヨーロッパにおける2017年シーズンが本格的に始まるが、今回はユーロF3の直前プレビューをお届けする。

 まずはエントリーリストをご覧いただこう。ミュッケ・モータースポーツとTスポーツが17年シーズン、参戦を断念したことで、今季は僅か5チームしかユーロF3に顔をみせていない。

 しかも、モトパークとカーリンは1チーム最大4台という規則の枠を使いきらない3台体制に留まっている。結果、ユーロF3の年間参戦は原稿執筆時点で18台に過ぎない。

ミック・シューマッハー
ミック・シューマッハー(プレマ)

 カーリンはハンガリー・ハンガロリンクとオーストリア・レッドブルリンクのテストに4台目のドライバーとして、14シーズンに同チームからユーロF3を戦い、16シーズンはアーデンでGP3を戦ったジェイク・デニスを招聘。

 ただし、デニスによると「(ハンガロリンクの)テスト直前になってチームから誘われた」とその理由を語り、17年シーズンをカーリンで戦うという契約は結んではいないようだ。

 現状18台とは少々寂しい限りだが、少数精鋭とは言えないまでも注目のドライバーは少なくない。

 たとえば元F1チャンピオンのネルソン・ピケの息子で、16年からVARでユーロF3で戦うペドロ・ピケが今季も参戦を継続。さらに“皇帝”ミハエル・シューマッハーの息子、ミック・シューマッハーがプレマから新規参戦する。

 また、久しぶりに日本人ドライバーが複数名参戦する。

牧野任祐(ハイテック)
牧野任祐(ハイテック)

 ひとりはホンダ育成ドライバーで、F3経験のある牧野任祐(ハイテック)。もうひとりは昨年FIA-F4イタリア選手権を戦った佐藤万璃音(モトパーク)だ。佐藤は国内自動車メーカーの支援を受けないドライバーで、F3は未経験。

 言葉が適切かどうかは分からないが、日本のモータースポーツファンとしては、“キャリア”と“ノンキャリア”の切磋琢磨にも注目したいところだろう。

佐藤万璃音(モトパーク)
佐藤万璃音(モトパーク)

 タイトル争いに絡むと見込まれるドライバーを挙げよう。


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