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投稿日: 2024.08.14 15:25
更新日: 2024.08.14 15:33

第3回コークスクリュー・ヒルクライム開催。マックス・チルトン操る『マクマートリー・スピーリング』が新記録


海外レース他 | 第3回コークスクリュー・ヒルクライム開催。マックス・チルトン操る『マクマートリー・スピーリング』が新記録

 北米が誇る自動車界の祭典『ペブルビーチ・コンクール・デレガンス』を頂点に、熱心なファンや地元の人々が集うロレックス・モントレー・モータースポーツ・ウイークの前哨戦として、8月10~11日にウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカにて第3回を数える『コークスクリュー・ヒルクライム』が開催された。

 お祭り週間のスタートを切るプレ・リユニオン・フェスティバルの一環として実施された競技では、プラクティスから予選、そしてレースセッションが2日間にわたって行われ、スタート/フィニッシュ・ラインから伝説のコークスクリューの頂点までを逆走し、ビルの高さで5階半に相当する丘を登り切ってフィニッシュを迎える独創的な設定となる。

 2022年に創設されたこの競技イベントは、ヒルクライムに真剣な挑戦を期すドライバーと、純粋なデモンストレーションや楽しみのためのエントリーが混在する和やかな雰囲気を特徴とし、初回イベントではピクサーの人気アニメーション映画『Cars(カーズ)』に登場するドック・ハドソン(ハドソン・ホーネット)が出走し、派手なタイヤスモークで観客を魅了した。

 今回のイベントでは、イギリス製の2022年型『McMurtry Spéirling(マクマートリー・スピーリング)』のアメリカ初上陸に加え、コルベット・レーシングの元ファクトリードライバーでNASCAR経験者でもあるアンディ・ピルグリムが、最高出力で約1216PS、最大トルク8800Nmを誇るクワッドモーター・ダイレクト駆動の2024年型『Drako GTE(ドラコGTE)』をドライブすることでも話題を集めた。

 スペック非公開ながら、2基のモーターを備えつつ車重1t以下に収めたグラウンドエフェクト“ファンカー”でもある『マクマートリー・スピーリング』は、すでに英国発のEVハイパーカーとしてグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(GWFoS)でも有名なヒルクライムを経験済み。今回も、そのセンターシート採用のコクピットには開発ドライバーを務める元F1およびインディカードライバーのマックス・チルトンが収まった。

2基のモーターを備えつつ車重1t以下に収めたグラウンドエフェクト“ファンカー”でもある2022年型『マクマートリー・スピーリング』
開発ドライバーを務める元F1およびインディカードライバーのマックス・チルトンが、今回のアタックも担当した

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