新世代テクニカルレギュレーション“Gen2規定”が導入される2018年に向け、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーに参戦する各マニュファクチャラーが来季マシンの選定に向け検討を進めるなか、フォードは現在のファルコンに代わり同社のスポーツカー・アイコン、『マスタング』の投入を検討していることがわかった。
ライバルであるホールデンは、すでに4ドアサルーン『コモドア』の次期型をベースとしたレンダリング画像を公開し、すでにR&Dの初期段階であることを表明。そして先日、ニッサンは現在のアルティマに代わり、こちらもブランドのフラッグシップである『GT-R』の投入を検討していることを明かしていた。
このGen2規定は、長年VASCが伝統としてきたV8自然吸気・4ドアサルーンの形態に加え、V6ターボや直列4気筒、そして2ドアモデルの参入も認めることで、最新の自動車市場との関連性を高めるとともに、新規マニュファクチャラーの参入を促そうというもの。
今季もフォード陣営でファルコンを走らせる15年王者マーク・ウィンターボトムによれば、「フォードは2018年に向けファルコンをマスタングに置き換えるつもりだ」と語り、マスタングの計画があることを認めた。
「そう、計画はマスタングにある。今は承認までの長い計画の途中だが、すでにファクトリーではそのプランが動き始めている。僕らは来年マスタングをドライブすることになるだろう」
「それは僕らが望んでいることであり、楽しみにしてくれているファンが望んでいることでもある」