2017年、ブランパンGTのエンデュランスカップに参戦するブノワ・トレルイエが、4月22~23日にイタリア・モンツァで行われるエンデュランスカップ第1ラウンドに向けて意気込みを語った。
2012年からアウディのワークスドライバーとしてWEC世界耐久選手権を戦ってきたトレルイエだが、アウディが2016年限りでシリーズ撤退を決めたことで、その動向に注目が集まった。
そのトレルイエは、欧州で人気を博すブランパンGTシリーズのエンデュランスカップに強豪ベルジャン・アウディクラブ・チームWRTから参戦する。
「これまで日本のスーパーGTで戦ってきた経験もあるし、ヨーロッパではアウディR8でGTカーレースを戦ったことがある」とトレルイエ。
「WRTのアウディR8 LMSはドライブしていて本当に楽しいし、以前に抱いていた不安も消えたよ。つい先日行ったテストでも好感触を掴んでいるし、なによりもサーキットを走ることが楽しいんだ」
「何が起きても、僕が今いるべき場所はGTレースなんだ。幸運なことに、僕は今もアウディチームの一員として活動している。彼らとはこれまで素晴らしい経験をしてきたから、今年もいい思い出を作りたいね」
今年所属するWRTについて、トレルイエは「素晴らしく組織されたチーム」と述べている。
「僕はこれまでWECに参戦しているなかで最高のチームのひとつであるアウディスポーツ・チームヨーストにいた。だから、ある程度のクオリティダウンは覚悟していたんだ」
「しかし、それは杞憂だった。WRTはアウディスポーツ・チームヨーストと同じくプロフェッショナルな集団なんだ」
「チームの雰囲気も友好的で、ヨーストとまったく変わらない。唯一違うのはスタッフ全員がフランス語を話すことだけど、僕にとってはボーナスみたいなものだよ!」