バーバー・モータースポーツパークで開催されているインディカー・シリーズ第3戦。22日に行われた予選は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今季2度目となるポールポジションを獲得。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、Q1で敗退し予選14番手となった。
前日のプラクティス走行からチーム・ペンスキー勢が速さを見せ、予選前のプラクティス3でもウィル・パワーがひとり1分6秒代をマークしてトップ。2番手にジョセフ・ニューガーデン、3番手にエリオ・カストロネベス、5番手にシモン・パジェノーが入る。
予選でもペンスキーの勢いは止まらない。ふたつのグループに分けて行われるQ1では、グループ1で前戦のウイナー、ジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)がトップ通過を果たし、ニューガーデンも3番手でQ2に進出。
グループ2では、パワーがきっちりとトップタイムをマークし、カストロネベス、パジェノーもQ2へ。グループ2に登場した佐藤琢磨はセッション終盤まで6番手につけるも、最後に交わされ7番手でQ1敗退となった。
シボレー勢はペンスキー4台のみだが、そろってQ2に進出。ホンダ勢を圧倒する安定した速さをみせつける。
各ドライバーが硬めのブラックタイヤでアタックを終えた時点では、カストロネベスを先頭にトップ4を独占。Q2終盤、ソフトのレッドタイヤでのアタックで、ホンダ勢のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、ヒンチクリフがニューガーデンの前に入り、なんとかペンスキーの一角を崩すことに成功する。
ポールポジションを争うファイアストン・ファストシックスでもペンスキーの3人による、激しいトップ争いが展開される。
ラストアタックでパワーが会心の走りを見せ1分6秒9614をマークし、トップに立っていたカストロネベスを逆転。ひとり異次元の速さでパワーが今季2度目、通算46回目のポールポジションを獲得した。
2番手にカストロネベス、3番手にパジェノーとペンスキーがトップ3を独占。ホンダ勢は、4番手にディクソン、5番手にハンター-レイ、6番手にヒンチクリフとなった。
「まずはチームもクルマもとてもいいんだ。チーム・ペンスキーは、今週末もうまくいっているよ。僕もとても集中していて、正しいものを見ていると確信している」
「ユーズドタイヤでは。かなりいいいクルマになっているように感じているよ。とてもいい結果だったね」とパワーはコメントしている。