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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.25 20:06
更新日: 2017.04.25 20:07

ベルガー「スーパーGTとの交流戦は魅力を感じる」としつつも、海外戦には消極的

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海外レース他 | ベルガー「スーパーGTとの交流戦は魅力を感じる」としつつも、海外戦には消極的

 2017年からDTMドイツツーリングカー選手権のプロモーター代表に就任したゲルハルト・ベルガーが、ホッケンハイムで行われたテストの際にDTMの海外進出、そしてスーパーGT500クラスとの交流戦について言及している。

 かつてフェラーリやマクラーレン、ベネトン等に所属し、F1で活躍したベルガーは、レーシングドライバー引退後BMWのモータースポーツディレクターやレッドブル/トロロッソに携わり、2012〜14年にはFIAのシングルシーター・コミッティの委員長を務めてきた。

 そんなベルガーは、2017年からハンス-ベルナー・アウフレヒトに代わりDTMを運営するITR e.Vの代表に就任したが、ホッケンハイムでのテストの際に行われたプレスカンファレンスで、DTMのグローバル化について語っている。

「自分はBMWモータースポーツの代表を務めていたので、ワークスチームを海外へ持っていくという経験を多く重ねている。だからその大変さは十分理解している」と語ったベルガー。

「渡航先のレギュレーションを合わせるためのマシンの開発費用がいちばんのネックだし、機材や人員の費用、現地で必要とする経費など、どれだけ多額な金額が必要なのか十分承知しているだけに、DTMのグローバル化には非常に慎重にならざるを得ない」

 アウフレヒトの下でDTMは中国等でもレースを開催してきたが、ベルガーは「DTMは今までどおりドイツを中心としたヨーロッパのサーキットで開催されるツーリングカー選手権であるべきで、はっきりと言えることは中国や南米での開催は予定しない」と海外進出には消極的な姿勢を示している。

 ただ、ベルガーにとって前代表のアウフレヒトが推進してきたスーパーGT500クラスとの“クラス1”規定による交流戦は、慎重な状況のなかでも魅力的に感じているものだとしている。

2016年DTM最終戦の様子
2016年DTM最終戦の様子


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