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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.30 18:59
更新日: 2017.05.01 13:12

「騙し騙し走っている状態」苦手フェニックスで琢磨を襲った謎のクラッシュ

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海外レース他 | 「騙し騙し走っている状態」苦手フェニックスで琢磨を襲った謎のクラッシュ

 第4戦のフェニックスは、佐藤琢磨にとって決して相性の良いレーストラックではない。琢磨も「ここには良い思い出はないです(苦笑)。去年もプラクティスでクラッシュしたし、今年の合同テストでもクラッシュしましたよね。2度も大きなクラッシュをするとさすがにね……」

「去年もギリギリ完走したようなレースだったし、安定したクルマで、よしいける!って自信を取り戻せるようなレースをちゃんとしたいです」

 1周がわずか18秒か19秒あまりでの1マイルショートオーバルだが、短いながらもオーバルのレースの奥の深さを感じさせる。

 琢磨が得意としているショートオーバルのミルウォーキーとは対称的である。F1時代からあまりコースの好き嫌いを言わない琢磨から「ここは苦手、好きじゃない」と言う言葉を初めて聞いたような気がする。

 レースウイークに入っても悪条件がそこに拍車をかけた。2デイのスケジュールで金曜日から始まったプラクティスだが、開始早々から強風でトラックにも砂が舞う。ほとんどのクルマがピットで待機して始まった。

 様子を見ながら各マシンがコースインして行くが、琢磨のペースが一向に上がらない。

 試したいテストメニューも、半分くらいしかこなせなかったと言う。肝心のダウンフォースを減らした予選トリムも完璧には終わらず、不安を抱えたまま予選を迎えた。

 タイムアタック順は6番手。アンドレッティのチーム内では最初のアタッカーとなり、4台体制の恩恵は受けられない。もし2番手、3番手であれば前のアタッカーのインフォメーションが得られ、自らのアタックに反映出来たであろう。

 ダウンフォースを付けすぎてしまったと言う予選では、自己ベストを出しながらも18番手にとどまった。

予選18番手から決勝レースへ
予選18番手から決勝レースへ


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