インディカー・シリーズはアメリカ国外でのレースを復帰させるべく、中国やメキシコと交渉を進めているようだ。
シリーズCEOのマーク・マイルスは、中国国内でインディカーの存在感を強めるため投資グループ『Mitime』と交渉中だと語った。
インディカーの中国戦については2012年に中国・青島で市街地戦が行われる予定だったが直前になって中止されたほか、2016年には北京でエキシビジョン戦開催に向けた協議が進行中と明かされていた。
マイルスは中国側との交渉は「まだ始まったばかり」だと述べ、レース開催は2019年まで待つ必要があると語っている。
「Mitimeとは、かなり対話を進めている」とマイルス。
「我々が中国でレースを行う際は、彼らがパートナーを務めてくれるだろう。また、テレビ放送をはじめとした、さまざま分野でも手を貸してくれるはずだ」
「このグループは、中国の自動車メーカー、吉利汽車(ジーリー)の代表である李書福氏が立ち上げたもの。彼は我々との関係に強い興味を持っているんだ。インディカーを通じて、レースメカニックやエンジニアたちを育成し、中国国内にモータースポーツ文化を根付かせようとしている」
「Mitimeの支援を受けて、我々がやりたいと思う場所でレースを行うのがアイデアだ。地方ではなく、中国の大都市圏でレースを開催したい」
また、マイルスは例年3月中旬に行われる第1戦セント・ピーターズバーグ前にエキシビョン戦を開催したいとの意向を示しているほか、2018年シーズンにもアメリカ国外戦は開催可能だとしている。
なお、インディカーでは2014年にはシリーズ開幕戦をブラジルで行うプランが計画されたが、こちらも開催には至っていない。
■メキシコ開催は早ければ2018年に?
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています