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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.05.14 11:51
更新日: 2017.05.14 11:52

琢磨が抱えたマシントラブル「とにかくスピードが伸びない」

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海外レース他 | 琢磨が抱えたマシントラブル「とにかくスピードが伸びない」

 アメリカンモータースポーツ最大のイベント、インディ500まであと2週間。その前哨戦として行われるインディカーGPは、インフィールドのコースを使用しオーバルの反対方向に走行して行われる。

 コーナーなど変更されているが、かつてはF1グランプリもこのレイアウトで2007年まで行われていた。琢磨にとってはこのF1USGPは思い出のある場所。2004年のこのUSGPで日本人ふたり目の3位表彰台に上がった場所だ。

 そこから13年もの月日が経っていると思うと感慨深いが、2010年にインディカーに来てからは、このインディアナポリスの表彰台には上がっていない。

■伸びないストレートスピード

 前戦フェニックスではリタイアとなったが、その前のアラバマのレースから琢磨はストレートスピードの遅さを感じていた。

「エンジンだけではなく、ドラック(抵抗)もあるでしょうし、いろいろな要素が重なっているとは思いますけど、とにかくスピードが伸びない。160マイルを過ぎるとじわじわと遅くなるんです」。データは正直にマシンの遅さを伝えていた。チームメイトと比較すれば、なおのことである。

インディアナポリス・モータースピードウェイのインフィールドを走る佐藤琢磨
インディアナポリス・モータースピードウェイのインフィールドを走る佐藤琢磨

 金曜日の2回のプラクティスも絶対的なスピード足りず、予選ではグループ2、11台の中でも最後尾。否応なしにQ1敗退である。

「メインとバックストレッチで0.2秒ずつ、インフィールドで0.1秒、明らかにチームメイトよりも0.5秒遅いですね。ウィル(パワー)が出した1分7秒7なんてぜんぜん見えない。別世界の話ですね」

 琢磨は予選ベストが1分9秒3余りだったから、太刀打ちもできようがなかった。グリッドは予選最後尾の22番手。厳しいレースになるのは当然のことと言えた。


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