5月28日に第101回インディ500を開催したインディカー・シリーズ。休む間もなく今週末にはデトロイト市街地でのダブルヘッダー戦を迎える。インディ500を勝利した佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、一気に137ポイントを稼ぎシリーズランキング3位に浮上し、得意のストリートレースに挑む。
全17戦で争われる2017年のインディカー。インディ500の興奮が冷めやらぬままシリーズは中盤戦へと投入する。今週末は、デトロイト市街地で3日土曜日に第7戦、4日日曜日に第8戦を行うダブルヘッダーだ。
インディ500を制した佐藤琢磨はシリーズランキングも上位につけて中盤戦へと挑む。
決勝では通常の倍となるダブルポイント、さらに予選順位にもポイントが与えられるインディ500。琢磨は予選4位で36ポイント、決勝1位で100ポイント、さらにラップリードも記録しボーナス1ポイントの137ポイントを1レースで加算。トータル234ポイントでランキング3位に浮上した。
ランキングトップは優勝こそないものの上位を手堅く獲得し、インディ500では2位を獲得しポイントをリードしたエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)の245ポイント。
昨年のチャンピオン、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が234ポイントで琢磨と同ポイントのランキング2位。インディ500でポールを獲得したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)も同じ234ポイントでランキング4位につけている。
デトロイト・ベルアイルで行われる今週末のダブルヘッダーは琢磨が得意とするストリートレースだ。デトロイトでは一昨年のレース2で2位表彰台。3年前のレース2ではポールポジション獲得と得意としているだけに、この2戦で上位につけチャンピオン争いをリードしたいところだ
■インディカー・シリーズ2017ポイントスタンディング/第6戦終了時点(上位20名)
Rank | Driver | Total |
---|---|---|
1 | エリオ・カストロネべス | 245 |
2 | シモン・パジェノー | 234 |
3 | 佐藤琢磨 | 234 |
4 | スコット・ディクソン | 234 |
5 | アレクサンダー・ロッシ | 190 |
6 | トニー・カナーン | 188 |
7 | ウィル・パワー | 186 |
8 | ジョセフ・ニューガーデン | 186 |
9 | エド・ジョーンズ | 185 |
10 | ジェームズ・ヒンチクリフ | 170 |
11 | マックス・チルトン | 170 |
12 | ライアン・ハンター-レイ | 152 |
13 | JR・ヒルデブランド | 148 |
14 | マルコ・アンドレッティ | 147 |
15 | グラハム・レイホール | 144 |
16 | セバスチャン・ブルデー | 136 |
17 | ミカエル・アレシン | 134 |
18 | カルロス・ムニョス | 133 |
19 | エド・カーペンター | 105 |
20 | チャーリー・キンボール | 99 |