レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.07 18:19
更新日: 2017.07.07 18:20

スーパーTC2000:第6戦ラファエラ。ルノー・スポールのスパタロが今季初勝利

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | スーパーTC2000:第6戦ラファエラ。ルノー・スポールのスパタロが今季初勝利

 世界的ツーリングカー・ドライバーを多数輩出するアルゼンチン、スーパーTC2000の第6戦が行われ、土曜予選レースはプジョー・トタル・アルゼンティーナのマリアーノ・ウェルナー(プジョー・408)が勝利。続く日曜のフューチャーレースは、ルノー・スポールのエミリアーノ・スパタロ(ルノー・フルーエンス)が2017年初勝利を飾った。

 ブエノスアイレスとコルドバのほぼ中間に位置する、サンタフェ州ラファエラの公園を利用した4662mの常設オーバルコースでの第6戦は、予選レースからドラマティックな展開が多発する。

 土曜のフロントロウを獲得したのはファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンス)と、2016年王者のアグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)の2台。しかし、ポールポジションのアルドゥソがフォーメーションラップでいきなりのエンジンストールを演じ、あわや最後尾……かと思われたが、なんとか再始動に成功し、グリッドに復帰するドタバタ劇でレースは幕を開けた。

 シケイン状に設けられたターン1、ターン2に先頭で飛び込んだアルドゥソとカナピノだったが、切り返しのコーナー出口で大胆な動きを見せたのはプジョーのウェルナー。アウトから2台を一気にかわして首位浮上に成功。その背後では、同じくプジョー・408に乗るファクンド・チャプルも王者カナピノをかわし3番手へ。

 徐々にリードを築いて盤石の態勢かと思われた首位ウェルナーだったが、なんと2周目の1コーナーでブレーキングを誤りオーバーラン、再度アルドゥソに先行され仕切り直しの展開となってしまう。

 続く4周目にはWTCC世界ツーリングカー選手権ドライバーで、前戦勝者でもあるエステバン・グエリエリのシトロエンC4ラウンジがトラブルでストップ。この間に、プジョーのチャプルがウェルナーをかわして2番手に浮上してきた。

 そして悲劇が訪れたのは6周目。先頭を行くルノー・スポール、アルドゥソのフルーエンスはオーバルコースの負荷に耐え切れず右フロントタイヤがバースト。同じくフルーエンスのリオネル・ペーニャのマシンにも同様の症状が襲い、リードラップはプジョーのチャプルの手に。

 しかし、そのチャプルも翌周ウェルナーとのバトルでオーバーテイクを許し、2番手陥落の直後にまったく同じトラブルに見舞われ万事休す。

土曜の予選レースはチームメイトらとのバトルを制したマリアーノ・ウェルナーが勝利
土曜の予選レースはチームメイトらとのバトルを制したマリアーノ・ウェルナーが勝利

 これでライバル勢がタイヤマネジメントに苦しみ次々と脱落していくなか、ウェルナーが9周のレースでトップチェッカー。2位にカナピノ、3位にシトロエンC4ラウンジのマルティン・モッジアが入った。

アルゼンチン屈指の人気カテゴリーだけに、レースには多くのファンが集まった
アルゼンチン屈指の人気カテゴリーだけに、レースには多くのファンが集まった
市販車に合わせてシャープな造形へとフェイスリフトされたトヨタ・カローラ
市販車に合わせてシャープな造形へとフェイスリフトされたトヨタ・カローラ


関連のニュース