7月2日にノリスリンクで行われたDTMドイツツーリングカー選手権第8戦で大クラッシュを演じたゲイリー・パフェット(メルセデスAMG C63 DTM)が、当時の状況を振り返った。
パフェットは第8戦決勝レース中、33周目にジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)と接触。イン側のウォールにヒットしてコントロールを失うと、そのままハイスピードで前を走っていたマイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)に衝突した。
このアクシデントでパフェットとロッケンフェラーは病院へ搬送され、パフェットは打撲、ロッケンフェラーは左足の第5中足骨に軽い骨折があると診断されている。
パフェットは「本当に恐ろしいアクシデントだった」と当時の状況を振り返る。
「DRSを使って、ジェイミー(・グリーン)とサイド・バイ・サイドになっていた時、ストレートエンドで軽く接触した。DRSを使っている時にぶつかると、あっという間にコントロールを失う。ノリスリンクのようにバンピーな路面ではなおさらね」
「そのあとはマシンをコントロールできず、僕はただ乗っているだけだった。ウォールに2度激しくぶつかり、その後にヘアピンに差し掛かっていたロッキー(マイク・ロッケンフェラー)と衝突した。このままマシンは止まらず、衝撃が永遠に続くのかと思って、ただただ恐ろしかった」
「ようやくマシンが止まった時、僕の心臓は速いスピードで脈打っていた。自分の気持ちを整理するため、マシンのなかに少し留まり続けたんだ。ああいったアクシデントのあとは、一体何が起きたのかまったく見当がつけられないからね」