DTMドイツ・ツーリングカー選手権の舞台として毎年カレンダーにも組み込まれ、かつては欧州最大のオーバルコースとしてチャンプカーなども開催されたユーロスピードウェイ・ラウジッツ(ラウジッツリンク)が、2017年限りで一般営業を終了することが明らかになった。
ドイツ・ブランデンブルク州にあり、今季もDTMの第2戦が開催されたラウジッツリンクは、1周4.325kmのロードコースに加え、SBK世界スーパーバイク選手権など2輪レース開催時には4.297kmのレイアウトに可変。さらに外周には、かつてのチャンプカーやユーロ・ナスカーでも使用される3.256kmの”おむすび型”トライ・オーバルが備わっている。
しかし、このオーバルを含めた施設全体を、自動車関連企業で先進安全装備などの開発を手がけるサプラヤー、DEKRA(デクラ)社が買い取ることが発表され、11月1日付で運営を引き継ぎ、2018年以降はロードカー開発のテストコースとして生まれ変わることとなった。
DEKRAはすでにラウジッツリンク内にテストセンターを開設しており、その業務拡大を計画。技術イノベーションのテストトラックとして、コース西側に存在する高速周回路を含め、完全自律型の自動運転車の開発シミュレーションエリアとして改良されることが決まっている。
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