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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.31 11:30
更新日: 2021.04.09 16:17

「忘れられない、あの瞬間」ツインリンクもてぎ20周年企画第11回:佐藤琢磨

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海外レース他 | 「忘れられない、あの瞬間」ツインリンクもてぎ20周年企画第11回:佐藤琢磨

 1997年に開場したツインリンクもてぎが今年、20周年の節目を迎えている。それぞれが完全に独立したロードコースとオーバルコースを持つという、世界的にも稀有なレース場として生まれて早20年。その歴史を彩ってきたドライバーやチーム首脳たちに、ツインリンクもてぎにまつわるエピソードや想いを聞く。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 国内唯一のオーバルトラックを持つツインリンクもてぎで、INDY/CARTでレースに出場できた日本人ドライバーはさほど多くはない。だが、そのレースに多くの思い出を秘めているのが、インディカー・ドライバーとして戦っている佐藤琢磨だ。

 2002年から2008年までF1に参戦した琢磨は、2010年にアメリカのインディカー・シリーズに参戦。その年の秋のインディジャパンで初めてツインリンクもてぎのオーバルコースを戦った。

「ツインリンクもてぎはなんと言ってもインディジャパンでしたね。デビューイヤーに帰国してレースに出たけど、最初のプラクティスでオイル漏れでいきなりクラッシュ!」

「ほとんどぶっつけ本番みたいな状態の予選でしたけど、9番手を獲得。本当にドキドキしたけど、スタンドが当時のロータスカラーの緑になって、みんな旗を振って応援してくれました。最後はスパイダーマンになってフェンス登っちゃいましたもんね(笑)」と笑顔で振り返る。

2010年のインディジャパンに武藤英紀とともに参戦した琢磨

 2011年、最後の開催となったインディジャパンはロードコースでのレースとなった。

「その翌年のロードコースはファイアストンのタイヤがうまくマッチしなくて、とても苦労したレースでした。けれど、インディカーのクルマでオーバルとロードコースの両方でレースできたのは良かったと思います」

2010年のインディジャパンに参戦した琢磨。厳しい状況ながら予選10番手を獲得


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