NASCARは2018年シーズンに向けて、下位シリーズで若手ドライバーができる環境を整えることを目的にドライバーの参戦ガイドラインを厳格化した。
2017年のガイドラインでは、カップ・シリーズに5年以上フル参戦しているドライバーは、下位シリーズのエクスフィニティとキャンピング・ワールドトラックへの出場回数が、それぞれ10戦と7戦に制限されている。
2018年のガイドラインでは、この規則を厳格化。カップ・シリーズに5年以上フル参戦しているドライバーは、エクスフィニティに年7戦、ワールドトラックには年5戦までしか出場できなくなった。
加えて、参戦年数に関係なく、カップ・シリーズでチャンピオンシップポイントを獲得したドライバーは、エクスフィニティとワールドトラックでのプレイオフ、エクスフィニティのDash 4 cashには参加できない。
シリーズのレースオペレーションを取りまとめるジム・キャシディは「エクスフィニティやワールドトラックのファンたちは、将来有望な若者同士のバトルを望んでいる」とガイドライン厳格化の理由を語る。
「このガイドラインによって、ファンの望みを叶えながら、若手がシリーズトップレベルのドライバーに挑むチャンスも確保することができる」