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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.09 14:35
更新日: 2017.08.09 14:37

STCC:ホームイベントに挑む24歳の女性ドライバー、ミカエラ。「最高の結果を夢見てる」

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海外レース他 | STCC:ホームイベントに挑む24歳の女性ドライバー、ミカエラ。「最高の結果を夢見てる」

 8月11~13日に後半戦開幕となるSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権。同シリーズを代表するトラックであるカールスクーガでの1戦に向け、STCCルーキーの女性ドライバー、ミカエラ・アーリン-コチュリンスキーが「本当に良い結果が得られることを望んでいる」との抱負を語った。

 サマーブレイク明けのシーズン後半戦、STCCシリーズはスウェーデンの首都ストックホルムから西に約250kmの工業都市、カールススクーガに再集結。現在は通信産業が盛んだが、鉄鋼と軍需産業、そして鉄道の要衝として栄えたこの都市は、同時にスウェーデンを代表するレーストラックを持つことでも知られる。

 このカールスクーガ近郊で生まれ育ち、かつてはF1も開催されたこのモータースタディオンを“ホーム”とする24歳のミカエラは、STCCで地元に凱旋することを喜んでいる。

 ダカール・ウイナーを祖父に持つ彼女の家系は、父のジェリーと母のスザンヌもラリースト。そして兄のフレデリックは、BRCイギリス・ラリー選手権の上位を争うトップランカーというモータースポーツ一家でもある。

アウディRS3 LMSをドライブし、ファルケンベルグでは予選6番手もマーク

 ミカエラ自身も、今季はTCR規定に生まれ変わったSTCCに、PWRレーシングのジュニアチームからアウディRS3 LMSでエントリー。同時に、昨年から引き続きドイツのADAC GTマスターズでR8 LMSをドライブし、両選手権でアウディ・ドライバーとして戦っている。

昨季に引き続き、ドイツADAC GTマスターズにもアウディR8 LMSで参戦中

「今年は異なるマシンで多くの走行機会が得られているし、本当に楽しんでいる。それこそ、多くのドライバーが夢見る境遇でしょう? もちろん、多くのことを学んでいる最中よ」

 今季のSTCC序盤戦では、初めてのシリーズ、初めてのマシンに馴染むかのように“スロースタート”を見せ、開幕戦クヌットストープでは「本当にただ、ラップしただけ」だった彼女だが、GTマスターズとのバッティングで欠場となった第2戦のフィンランドをはさみ、第3戦ソルバラ、第4戦ファルケンベルグと、目に見えてスピードが向上。

「ホームレースを家族やたくさんの友人が見に来てくれるのは最高の時間」とミカエラ


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