ゲートウェイ戦でのピットミスに大きく落胆するカストロネベス
ゲートウェイ・モータースポーツパークで行われたインディカー・シリーズ第15戦。インディ史上4人しかいない通算6000周というラップリードを記録したチーム・ペンスキーのエリオ・カストロネベスだが、ピットストップ時のミスにより優勝を逃したことを悔やんでいる。
参戦20年目のシーズンを戦うインディカーを代表するドライバーのエリオ・カストロネベス。アイオワ戦では3年ぶりの勝利を飾り、今シーズンもチャンピオンを争っている。
26日に行われたゲートウェイ戦ではレース中盤でトップに立ち、通算6000周目のラップリードも記録した。
トップで迎えた157周目のピットインで、カストロネベスはピットストップ中に痛恨のエンジンストールを喫しタイムロス。トップを奪われたカストロネベスは、終盤に逆転できず4位でレースを終え、優勝を果たしたポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデンに42ポイント差をつけられてしまった。
「より悪化してしまったよ。このような状況では、小さいミスが最後に大きな損害を生むこともある。ちょっとしたミスだったけど、大きなミスになった」
「チームはトップを争える素晴らしい仕事をしてくれた。クルマは信じられないほど良かったんだ。クルーは最高の仕事をしてくれたけど、自分自身にとても失望しているんだ」とカストロネベス。
キャリア20年で30勝を挙げ、50回のポールポジションを獲得。そしてインディ500を3度制しているカストロネベスだが、シリーズチャンピオンには未だ届かず、シリーズ2位を4度経験している。
「とても失望しているよ。特にチャンピオンシップでね。小さなミスではない、大きなミスさ」と落胆するカストロネベス。
残りはワトキンス・グレンとソノマでのロードコース2戦。チャンピオン獲得に向けて42歳のベテランはどんな戦い方をみせるのだろうか?