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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.29 10:24
更新日: 2019.09.03 17:13

FIA F2ベルギー:悪夢のような週末に落ち込む松下信治「人生で一番大きなクラッシュ」

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海外レース他 | FIA F2ベルギー:悪夢のような週末に落ち込む松下信治「人生で一番大きなクラッシュ」

 松下信治のFIA F2ベルギーラウンドは、壮絶なクラッシュで幕を閉じた。フリー走行からマシンの仕上がりが悪く、雨の予選で15位という苦戦、レース1ではスタートでストール、そしてレース2ではオールージュでクラッシュと、悪夢のような結末を迎えてしまった。

2017年第FIA F2第8戦ベルギー 松下信治

「単純にリヤのグリップを失ってオーバーステアが出ただけです。前の(グスタフ・)マリヤと争っていて抜けると思ったんですけど、結構リヤタイヤもタレてきていたこともあって、マリヤについていったらターン3(オールージュの右コーナー)でいきなりグリップが抜けて、あとはもうステアリング修正ができるような状態でもありませんでした。今までの人生で一番大きなクラッシュです」

 松下は事故の衝撃で潰れたラジエターから吹き出た高温の冷却水を浴びて左手首と右脚に火傷を負ったが、それ以外は無傷でCTスキャンでも異常は見られなかった。ステアリングを放り投げてコクピットから脱出したのも、熱湯の熱さから逃れるためだった。

 以前から高速寄りのサーキットを得意としないARTだが、有力エンジニアがプレマに引き抜かれた昨年以降はチームの技術力低下が目立ち、今年はそれがより顕著になった。F1の金曜FP2後にウエットコンディションで行なわれた予選で、松下は残り4分弱の時点で出た赤旗の影響もあってタイムを伸ばせなかったが、チームメイトのアレクサンダー・アルボンはフルにアタックを完遂しても10番手止まりだった。


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