レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.04 10:58

予選上位も琢磨を再び襲ったマシントラブル「冗談ではなく今日は優勝できた」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | 予選上位も琢磨を再び襲ったマシントラブル「冗談ではなく今日は優勝できた」

 インディカー・シリーズはこのワトキンスグレンで夏の3連戦が終わり、いよいよ天王山の最終戦ソノマを迎える。佐藤琢磨だけでなく、どのドライバーも今年の締めくくりを良い形で終えたいと思っているだろう。

 夏の3連戦のうち2戦を終え、ここまでまったく結果に繋がらず空回りが続いてる琢磨。予選までのパフォーマンスは例年にないほどだ。もう予選で10位以下になることは想定外だと言えるし、決勝の結果さえついて来れば、ランキングで8位に甘んじることもなかっただろう。

 残りの2戦をしっかりフィニッシュし、来年に繋げたいところ。琢磨のまわりでは来季に向けて雑音も多くなっている。それを払拭するには、まず結果を出すしかない。

 プラクティスではチームメイトのライアン(ハンターレイ)や、アレクサンダー・ロッシのデータを参考にし、じっくりマシンを煮詰めていった感のある琢磨。

 しかし予選になると、どこかにしまってあった10馬力を引き出しから出してくるように、素晴らしいパフォーマンスを見せた。

 Q1、Q2では最初からレッドタイヤを履き、Q3をブラックタイヤで臨むという変わった展開となったが、琢磨はQ3のファイナルラップでおよそ0.1秒ほど遅れをとって、予選4番手に甘んじた。

 ポールポジションはチームメイトのロッシ。そのあとスコット・ディクソン、ジョゼフ・ニューガーデンと、琢磨までが0.1秒以内で凌ぎを削った。

「本当に惜しかったですね。ターン9まではトップタイムみたいだったですけど、ちょっとだけ姿勢が乱れて……。でも昨年に比べたら、アンドレッティの車は飛躍的に良くなったし、アレックス(ロッシ)のポールも素直に喜びたいですね。明日は雨予報? 晴れでも雨でも大丈夫ですよ(笑)」

 決勝に向けても自信たっぷりだった琢磨。予報通り朝から雨が降ったが、朝のウォームアップは路面も徐々に乾き始めるような状態だった。レインタイヤのライフもすぐに終わってしまい、不確定要素の多い決勝レースがどうなるのか楽しみだった。

決勝スタート

 しかし予想に反してレーススタートまでに雨は降らなかった。ただ路面がまだ濡れていたので、競技長はレインタイヤでのスタートを決め全車ウエットタイヤでスタートに。


関連のニュース