今週末、カリフォルニア州ソノマで最終戦を迎えるインディカー・シリーズ。ランキング1位のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)とランキング2位のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が3ポイント差と最後まで目が離せないチャンピオン争いが繰り広げられそうだ。
名門ペンスキーに移籍して1年目でチャンピオン争いを繰り広げるポイントリーダーのニューガーデン。第3戦バーバー・モータースポーツパークで勝利し、トロント戦、ミド・オハイオ戦を連勝、さらに第15戦ゲートウェイでも勝利し最終戦までランキング1位をキープ。
優位に立っていたニューガーデンだが、第16戦のワトキンス・グレンでミスを犯し下位に沈み、ランキング2位のディクソンとは3ポイント差で最終戦を迎えることとなった。
5度目のタイトル獲得を目指すディクソン。勝利こそ第10戦のロード・アメリカのみだが、安定してポイントを重ねてきている。過去に4度のチャンピオンを獲得している勝負強さが最終戦でも大きな武器になるだろう。
538ポイント、トップと22ポイント差のランキング3位につけるのは、悲願のタイトル獲得を目指す無冠の帝王エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。
参戦20年目の老兵は、いまだ衰えない速さを披露しアイオワ戦では3年ぶりとなる勝利を挙げ通算30勝を記録した。最終戦で金網に上るスパイダーマンパフォーマンスを期待しているファンも多いはずだ。
昨年の王者シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)はトップと34ポイント差のランキング4位。今年はフェニックスでの1勝に留まっているが、14日に行われたソノマでのオープンテストではトップタイムをマーク。大逆転での連覇を虎視眈々と狙っている。