レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.18 13:02
更新日: 2017.11.18 13:03

マカオF3ワールドカップ:QFレースはアイロットが制す。日本勢は9位の関口が最上位

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | マカオF3ワールドカップ:QFレースはアイロットが制す。日本勢は9位の関口が最上位

 第64回マカオグランプリは11月18日、ギア・サーキットでFIA F3ワールドカップの予選レースが行われ、3番手スタートのカラム・アイロット(SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ)が優勝。ジョエル・エリクソンが2位、セルジオ・セッテ・カマラが3位と、モトパーク勢が続いた。

 F3世界一を決めるFIA F3ワールドカップ。その決勝レースのグリッドを争う予選レースが、現地時間の午前10時20分にフォーメーションラップがスタートしていった。迎えたスタートではエリクソンが好発進。一方で、出遅れたのは2番手スタートのランド・ノリス(カーリン)。海側の加速でも鈍り、カラム・アイロット、マキシミリアン・ギュンターというSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ勢にも先行され、さらにズルズルとポジションを落とす。

 1周目に8番手スタートの関口雄飛(B-MAX Racing Team)にも抜かれたノリスは、その後ペースを取り戻し、2周目に関口をパス。さらに5周目にはフェルディナンド・ハプスブルク(カーリン)も抜き、順位を戻していった。

 一方、トップのエリクソンは序盤こそリードを築いていたものの、4周目を過ぎる頃から少しずつ2番手のアイロットの接近を許す。6周目にはエリクソンとアイロットの差はテール・トゥ・ノーズとなり、リスボア・ベンドでサイド・バイ・サイドの攻防を展開した。

 6周目こそアイロットを防いだエリクソンだが、やはりタイヤが苦しいのか、7周目にはマンダリン・ベンドでアイロットがついにトップに浮上。エリクソンは、少しずつポジションを上げてきたセルジオ・セッテ・カマラ(モトパーク)に追撃を許した。

 トップのアイロットは、エリクソンとセッテ・カマラが争う間にグングンとリードを広げ、7.957秒差をつけ優勝。エリクソンは終盤、セッテ・カマラとのバトルとなったがポジションを守り切り2位に。セッテ・カマラが3位となった。4位はギュンター、5位はハプスブルクに。ペドロ・ピケ(VAR)が6位、ノリスは終盤にペースを落とし7位となった。

 日本勢では、スタート直後にポジションを上げた関口だが、その後はノリス、ピケらにかわされ9位でフィニッシュ。1周目のリスボアでうまくポジションを上げた山下健太(B-MAX Racing Team)が11位でフィニッシュした。佐藤万璃音(モトパーク)が14位、坪井翔(TEAM TOM’S)が15位。レース後半にペースが落ちた牧野任祐(モトパーク)は17位、アレックス・パロウ(ThreeBond Racing with Drago Corse)は18位。2周目にわずかに遅れた宮田莉朋(TEAM TOM’S)は19位となった。

ジョエル・エリクソンとカラム・アイロットの攻防
ジョエル・エリクソンとカラム・アイロットの首位争い
ジョエル・エリクソンとセルジオ・セッテ・カマラの攻防
スタート直後、ランド・ノリスと競り合う関口雄飛
山下健太(B-MAX Racing Team)
佐藤万璃音と坪井翔
牧野任祐をかわした坪井翔


関連のニュース