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2017.11.22

フォーミュラE開幕参戦の可夢偉「ファンブーストを使わなくても怒らないで」と珍要求


 12月2日から始まるフォーミュラEの開幕戦、香港ラウンドへの参戦を先日、発表したばかりの小林可夢偉が東京都内のホテルで会見を行い、参戦への経緯などを語った。会見ではフォーミュラEならではのレース中のマシンの乗り替わりやファンブーストについて、いつもの可夢偉節でコメント。新しいカテゴリーの見どころを詳しく語った。

「今回のフォーミュラEの参戦に向けて去年の終わりくらいから模索していまして、他のチームでテストするチャンスもあったのですけど日程が合わなくて、チャンスがなかなか巡って来ない状況でした。その中で最後の最後にアンドレッティ(・フォーミュラE)からチャンスをもらえたことに感謝しています」と、冒頭に参戦への経緯を説明する可夢偉。

 今季6月にドイツ・ベルリンで開催されたフォーミュラEには実際に足を運び、現場の関係者ともコンタクトをしていた。

「ベルリン大会を見に行って、実はフォーミュラEには昔からの知り合いがたくさんいまして、ユーロF3時代に所属していたチームがフォーミュラEのマシンを開発していたり、かつてのチームメイトやライバルといった同世代のドライバーが多かった。WECはトヨタがワークスとして戦っていますが、フォーミュラEでひとつ、楽しみにしているのは、そういった昔の仲間たちと戦えるという部分になりますね」と、可夢偉。

 マシンに関しても、その同世代のドライバーたちからいろいろと細かく事情を聞いているようだ。

「クルマは最高速が200km/hちょっとくらいなんですけど、実際、乗っているドライバーからすれば『いやいや、実際は400km/hくらいに感じるぞ』と全員、言うんですよ。システム的にもドライバーにはすごく難しい操作が必要で、レース中の作業が忙しい。レース中の無線の交信がすごく大事なのと、それに対するステアリングのスイッチの操作や変更がすごく大事で、そのちょっとした変更でレースを完走できるか、できないかまで追い詰められてしまう」

 体感速度がサーキットでのレースと違うのは、路面の違いと市街地というコース幅の狭いシチュエーションによるものだ。

「F1で開催している市街地とは違う路面で、本当の市街地のボコボコの道で開催するので、そういう意味では最高速200km/hと言えども難しさは感じるのかなと思います」と、可夢偉もその感覚を違いを理解している。

 フォーミュラEの特殊性は今後のドライバーとしてのキャリアにも、技術的な部分で魅力が多いという。

「フォーミュラEをドライブすることでひとつ言えるのは、バッテリーについてのノウハウとか、クルマを扱うことについての引き出しは確実に増えると思っていますので、そこでチャレンジできることが非常に楽しみ。予選では普通、ガソリンが軽くなってニュータイヤを履いたら、ブレーキポイントは奥になるんですけど、誰もが言うのが、予選でニュータイヤになったらブレーキポイントを手前にしなきゃいけないんだよと。『10m手前でブレーキしないと止まれないよ』と。これが出来るようになれば、それはそれでひとつ引き出しが増える」

フォーミュラEならではのマシンの乗り替わりについても、「WECではタイヤなしで25秒とかなので、制限時間の1分あれば大丈夫」と可夢偉


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