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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.12.02 19:39
更新日: 2017.12.02 19:46

フォーミュラE香港決勝1:1周目から赤旗中断の波乱をバードが制す。“ルーキー”可夢偉は15位完走

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海外レース他 | フォーミュラE香港決勝1:1周目から赤旗中断の波乱をバードが制す。“ルーキー”可夢偉は15位完走

 FIAフォーミュラE選手権は12月2日、2017/18年シーズンの開幕戦となる香港ePrixが行われ、サム・バード(DSヴァージン・レーシング)が43周の決勝レースを制した。同シリーズ参戦3人目の日本人ドライバーとなった小林可夢偉(MS&ADアンドレッティ・フォーミュラE)は15位で完走している。
 
 2日(日)15時00分(日本時間16時00分)過ぎにスタートが切られたフォーミュラE新シーズンのオープニングレース。同日、決勝に先立って行われた公式予選でスピンをしながらフィニッシュラインをまたぎ、見事ポールポジションを獲得したジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)を先頭に全車が1コーナーに飛び込んでいく。
 
 その1コーナーでは3番手スタートのニック・ハイドフェルド(マヒンドラ・レーシング)がアウト側からベルニュに並びかけるも、コーナー出口で行き場を失い4番手にドロップ。ハイドフェルドの僚友で、5番手につけていたフェリックス・ローゼンクビストも1コーナーで順位を落とした。
 
 このふたりに替わってポジションを上げたのは7番手グリッドからスタートしたオリバー・ターベイ(NIOフォーミュラEチーム)。先頭グループのバトルの隙をうまく突いたターベイは、ベルニュ、サム・バード(DSヴァージン・レーシング)に次ぐ3番手にジャンプアップしている。
 
 全20台からなる長い隊列はお互いに車体をぶつけ合いながらセクター2に入っていくが、2コーナーから短いストレートを挟んだ3~4コーナーのシケインでバトルが激化。このなかでアンドレ・ロッテラー(テチーター)が後続の接触を受けたか、タイトな4コーナーを曲がりきれずに停車したことで後続車が立ち往生する事態となり、レースは1周目から赤旗中断となってしまった。
 
 アクシデントから約30分後の15時34分、セーフティカーの先導で3周目からレースが再開。4周目にリスタートが切られると2番手につけるバードがトップのベルニュを激しくプッシュしていく。
 
 後方では6番手を争うルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)とセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)がサイド・バイ・サイドで車体をぶつけながら5周目の1コーナーに侵入するも順位は変わらず。さらにその後方ではローゼンクビストが後続車に追突されスピンを喫した。

1コーナーでディ・グラッシのインを突くブエミ。2台は接触しながら1コーナーへ。アプトが順位を守った


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