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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.12.11 17:27
更新日: 2017.12.11 17:28

BTCC:60周年の2018年に向け、早々に32台のフルグリッド参戦が確定

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海外レース他 | BTCC:60周年の2018年に向け、早々に32台のフルグリッド参戦が確定

 来季2018年で創設60周年の”ゴールデン・ジュビリー”を迎えるBTCCイギリス・ツーリングカー選手権。その来るべきシーズンに向けた参戦台数に関して、BTCCを運営するTOCAは早くもフルグリッドとなる32台のエントリーが集まったと発表した。

 公式エントリーリストは、例年3月の開幕前にドニントンパークで開催されるオフィシャルテスト、”メディアデイ”まで明らかにされることはないものの、チームは11月末までに2018年シーズンへのエントリー意思をオーガナイザーに申請する必要があった。

 エントリー申請が締め切られると、BTCC参戦に必要な”TOCA BTCCライセンス”が各チーム2台分に加え、通称”ローン”と呼ばれるTBL枠が2台分の、合計4枠が与えられる。

 グリッドに並ぶドライバー、マシンの詳細は今後各チーム単位で徐々に明らかにされていくものの、すでにいくつかのチームはその”ローン”の取引交渉を水面下で開始しているとみられる。

 現時点でエントリーを表明している有力ドライバーとしては、ハンディ・モータースポーツに所属する大ベテラン、ロブ・オースティンがアルファロメオ・ジュリエッタの新型NGTC車両を製作してシリーズに初投入。

 さらに、2017年に最後までチームBMRのスバル・レヴォーグGTとタイトル争いを繰り広げたウエスト・サリー・レーシング(WSR)のBMW125i Mスポーツ3台目のマシンをドライブする、元BTCC王者のアンドリュー・ジョーダン、そして今季から4台体制への拡大を目指しているチーム・HARD、ボビー・トンプソンらの名が挙がっている。

 その他、WTCC世界ツーリングカー選手権がTCRインターナショナル・シリーズと合流し、新たにFIA WTCRワールド・ツーリングカー・カップに変貌した影響を受け、WTCCでの活動を続けていたロブ・ハフ、トム・チルトンといった実力派イギリス人ドライバーも、母国のツーリングカー選手権への本格コミットを模索している。

 この2年間、フォルクスワーゲンCCを投入してきたチームHARDは、ボビー・トンプソンとの契約発表に加え、32台のフルグリッド・アナウンスがBTCCから成されたのと時を同じくして、共闘するブリスキー・レーシングとの提携を強化して本格的な4台体制を構築すると表明。

 その2台目のドライバーに、2017年のルノー・クリオ・カップUK王者でBTCC経験もあるマイク・ブッシェルを起用すると発表したのに加え、昨年インディペンデント・トロフィーを獲得したスピードワークス・モータースポーツ、トム・イングラム(トヨタ・アヴェンシス)を支えた敏腕エンジニア、ジェフ・キングストンを獲得したことも明かし、着々とチーム体制を整えている。

2018年に向け『フォルクスワーゲン・CC』での4台体制で参戦表明しているチーム・HARD
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