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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.12.18 18:16
更新日: 2017.12.18 18:18

スーパーTC2000:最終戦コルドバ。ルノー・フルーエンスGTが初王座を獲得

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海外レース他 | スーパーTC2000:最終戦コルドバ。ルノー・フルーエンスGTが初王座を獲得

 アルゼンチンの人気ツーリングカー選手権、『スーパーTC2000』もいよいよシーズン最終戦を迎え、12月16~17日にメインとなるフューチャーレース1発勝負となったラウンドで、2位表彰台を獲得したルノースポールのファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンスGT)が、自身初となるチャンピオンを獲得した。

 アルゼンチンの州都コルドバにある名門トラック、アウロドローモ・オスカー・カバレンで開催されたSTC2000の最終戦は、シリーズ戦のような“クオリファイレース”ではなく通常の予選3セッションで日曜決勝グリッド確定の方式とあって、選手権大量リードを持って乗り込んできたアルドゥソ優位の状況を崩そうと、各コンテンダーが懸命のアタック合戦を披露。

 チャンピオンシップ上位からふたつのグループに分けセッションが行われたQ1は、後半組のコースイン時点で気温45℃、路面温度52℃、コクピット内の温度は80℃以上という、極端なコンディションでの争いとなった。

 そんななかでも、王者候補の面々は順調にQ2を突破しQ3へと進出。シトロエン・トタル・レーシングSTC2000チームのエステバン・グエリエリ(シトロエンC4ラウンジ)や、ランキング2位につけるチーム・プジョー・トタル・アルゼンティーナのマリアーノ・ウェルナー(プジョー408)、TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナのマティアス・ロッシ(トヨタ・カローラ)らがアタックを続けるなか、2016年王者のYPFシボレー、アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)は、この予選でのポールポジション獲得が数字上での逆転タイトルに望みをつなぐ唯一の方法とあって、決死のアタックを敢行。

 セッション中盤でルノースポールのリオネル・ペーニャ、グエリエリのシトロエンを退け、カナピノのシボレーYPFクルーズが1分32秒282の暫定ポールタイムをマーク。そのまま予選Q3の結果確定かと思われた最終盤に、初タイトルに向け気合のこもったアタックを見せたアルドゥソが1分31秒970と、ただひとり31秒台に突入するタイムを記録し逆転。

 ポールポジションはタイトルに向け盤石の体制を敷いたアルドゥソとなり、フロントロウにカナピノ。以下、ペーニャ、グエリエリ、ロッシのサードロウとなり、これでポールのアルドゥソは1ポイントを加算し192ポイントに。

 この時点でシボレーの2016年王者カナピノと、トヨタのロッシはタイトル獲得権利を喪失。選手権2位のウェルナーは日曜決勝での優勝が絶対条件となり、アルドゥソは13位以上なら初タイトル確定と、絶対的に有利な条件でスタートすることとなった。

最終戦の週末に向け、コルドバ市街ではマシン展示とデモランを開催。サーキットでは同乗走行も行われた
予選セッションは気温45℃、路面温度52℃、コクピット内の温度は80℃以上という、極端なコンディションでの争いに
イン側、ポールポジションからスタートのファクンド・アルドゥソだったが、シボレーに先行を許す
昨年度2016年王者アグスティン・カナピノが意地を見せ、最終戦コルドバを連覇で飾った


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