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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.01.18 16:47
更新日: 2018.01.18 18:25

給油はスタンド、レア車種満載……。ドバイ24時間ってどんなレース?

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海外レース他 | 給油はスタンド、レア車種満載……。ドバイ24時間ってどんなレース?

 1月10〜13日に、アラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで開催された24時間シリーズ第1戦・ドバイ24時間。2006年に初開催され、今年で12回目を迎えた耐久レースだが、いったいどんなレースなのだろうか。今回、筆者が初めて取材に訪れたので、その概要をご紹介しておこう。

■オランダの主催者が3シリーズを開催。ドバイは開幕戦

 このドバイ24時間は、オランダのクレベンティックというプロモーターが主催する『24時間シリーズ』のうちの一戦で、開幕戦にあたる。過去にはスーパー耐久に参戦していたPETRONAS SYNTIUM TEAMがBMW Z4 Mクーペで挑み、2010年には谷口信輝/柳田真孝/ファリーク・ハイルマン/ヨハネス・スタック/吉田広樹組が2位に。2013年には藤井誠暢がクラフトレーシングAMRのアストンマーチンで3位に食い込んでいる。

 24時間シリーズはGT(GT3、GT4、カップカー、改造車の『SP3』等)、TCE(TCR、改造車、BMW M235i等)、そしてLMP2、LMP3等が走れるプロトという3シリーズがある。今回のドバイ24時間は、GTとTCEによって争われた。

 24時間シリーズのGTは、ドバイ、ポルティマオ、バルセロナ、オースティンで24時間レースが行われ、その他にも12時間レースが4戦行われる。ドバイが人気を集めているのは、モータースポーツのオフシーズンにあたることが大きい。この時季、冷え込むヨーロッパやアジアにいるよりも、日中は半袖で過ごせるドバイでレースを戦いたいジェントルマンドライバーにニーズがある。ヨーロッパの強豪が数多く参戦しているのもそのためだ。

 ドバイという地は、ヨーロッパの人々にとって格好のリゾート地になっているようで、今回訪れた際にも、サーキット以外で外国人観光客がかなり多かった。主催者のクレベンティックも、海外からのエントリーを集めるための工夫を数多くしており、エントラントからも好評の声が聞かれていた。

 なお、日本からもエアチケットは比較的安価。アブダビへはエティハド航空が、ドバイへはエミレーツ航空が就航しており、観光をすることも可能だが、現地の物価はちょっと高めだ。

サーキットからもそれほど離れていないホテル、ブルジュ・アル・アラブ。デイビッド・クルサードがスピンターンした場所だ。
多くの強豪チームが参加したドバイ24時間。最終的にグリーンのメルセデス(#2)が制した。


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