FIA F2(旧GP2)は2月14日、フランスのマニクール・サーキットで2018年導入の新型マシンをシェイクダウンした。
FIA F2は、この2018年シーズンから車両を一新。シャシーはダラーラ製でワイド&ローになったリヤウイングやドライバー保護システム“ハロ”の採用など、最新F1マシンのデザインが踏襲されている。エンジンについてはメカクローム製の3.4リッターV6シングルターボが搭載される。
今回のテストは参加した10チームに各1台の新型マシンが供給される形で行われ、信頼性チェックとともにチームがマシンの扱い方を学ぶ場となった。
また、今季からシリーズに参入するカーリン、チャロウズ・レーシング・システムにとってはFIA F2の公式セッション初参加の場となっている。
フランス・マニクールで行われたテストは、コースに雪が残る厳しい寒さのなか行われたが、走行開始時間の現地午前9時から各チームとも積極的にコースイン。新型マシンの感触を確かめていった。
セッションが進むにつれ路面コンディションは改善。ランチブレイクを挟んだ午後のセッションではスリックタイヤを投入するチームも出始めた。
シェイクダウンで大きなトラブルはなく、新型マシンは、1日だけで全チーム合計で325周、1434kmのマイレージを稼ぎ、信頼性の高さを発揮した。
ラップタイムについては伏せられているものの、カンポスから参加したルカ・ギオットが全体トップのタイムを記録したという。
■新型マシンは「F1にステップアップすれば、すぐに適応できる」仕上がり。テストには福住仁嶺も参加
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