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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.02.16 16:23
更新日: 2018.02.16 16:24

TCR:バレンシアBoPテストに新型マシン続々。メガーヌはクラッシュの不運

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海外レース他 | TCR:バレンシアBoPテストに新型マシン続々。メガーヌはクラッシュの不運

 TCR規定車両の2018年シーズンに向けたBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)テストがスペインのバレンシアで2日間にわたって開催され、合計11のマニュファクチャラーが参加。各メーカーの契約ドライバーに加え、TCR公式のドライバーとして、ダン・ロイドとジャンニ・モルビデリのふたりが性能調整の基準値を判定するドライブを担当した。

 今回、バレンシアのリカルド・トルモで開催された性能調整テストには、JASモータースポーツが開発を担当したFK8型のホンダ・シビック・タイプR TCRや、プジョースポールが空力を中心にマイナーチェンジを施した新型308 TCR、そしてオーストリアのブコビッチ・モータースポーツがフランス、ルノースポールの全面支援を得て完成させたルノー・メガーヌTCRなど多くの新型モデルが参加した。

 各国、各地域のTCRシリーズを始め、今季からTCR規定によるFIAワールドカップ格式のシリーズとして発足するWTCRワールド・ツーリングカー・カップにも適用される全TCR車両の性能調整基準を決めるテストに向け、車検を受けた各マシンは車両重量をドライバーを含めてすべて1265kgに揃えられ、車両重心位置(センター・オブ・グラビティ)のチェックと、エンジンダイナモメーターでのテストを経てトラックへ。

 今回のテストで公式TCR BoPドライバーを務めるロイドとモルビデリの手で周回を始めるプログラムが進められたが、初日の早い段階でモルビデリのドライブしたルノー・メガーヌTCRにトラブルが発生。

 ホームストレート通過中にブレーキダクトが破損し、高速1コーナーで車速を落としきれずに激しくクラッシュ。元F1ドライバーで、近年はウェスト・コースト・レーシングのフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRでTCRインターナショナル・シリーズを戦ってきたイタリア人は、すぐさまメディカルセンターに搬送され治療を受ける事態に。

各マシンは車検を経て、重量配分やエンジンダイナモのテストを実施。さらにトラック走行テストへと進む
シリーズは公式BoPテスターとして、BTCC出身のダニエル・ロイド(右)と元F1ドライバー、ジャンニ・モルビデリを起用
多くのユーザーを抱えるホンダは、JASが新型のFK8型(右)と従来モデルのFK2型の2モデルを持ち込んだ


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