2017年のWorldRX世界ラリークロス選手権王者であり、昨季もSTCCスカンジナビアン・ツリングカー選手権にスポット参戦したヨハン・クリストファーソンが、彼の“ファミリーチーム”であるクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)と再契約。2018年はSTCCにフル参戦することを決めた。
新たにSTCCルーキーであるヒューゴ・ネルマンをチームメイトに迎え、父トミーの運営するチームから2012年以来のSTCCフル参戦を発表したクリストファーソンは、2017年シーズンと異なりWorldRXとのカレンダーバッティングがないことから、パートタイム参戦ではなくWorldRX、STCCの完璧な“二足のわらじ”状態で、2018年は双方のチャンピオンシップにフル参戦することが可能となった。
「これで本当の意味で、STCCのセカンドシーズンを迎えることができた」と喜びを語ったクリストファーソン。
「昨季はシーズンに臨むのにわずか半日ほどのテストしかこなせなかった。でも今、僕らは新たなシーズンに向け必要なだけの準備をする期間を得て、ドライビングの確かな基準を作ることができそうだよ」
一方、KMSと新たに契約を結んだ18歳のネルマンは、2017年にウエスト・コースト・レーシング(WCR)のジュニアチームからフォーミュラSTCCノルディックに参戦。年間11勝を挙げてシリーズチャンピオンを獲得するなど、その才能の片鱗を見せつけた。
その年間表彰式の際に、2018年のSTCC参戦に意欲を見せていたネルマンは、新たにトップチームのKMSと1年契約を結び、ツーリングカー選手権ルーキーとして戦う道を選んだ。
「フォーミュラーカーをドライブしてきた2年間を経て、スウェーデン国内外のあらゆる可能性と提案を考慮してきた。その上で、一番有効なオプションは何かを重視したんだ」とネルマン。
「昨年TCRマシンをテストして、STCCに参戦することがスウェーデンでキャリアを築いていく上で正しい選択肢であるとの決断を下した」