2018年FIA F2第1戦バーレーンのレース2が4月8日に開催され、アルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は8位、牧野任祐(ロシアンタイム)は17位だった。
レース2は23周、ピットインの義務はなく、前日に行われたレース1のトップ8がリバースグリッドとなり、ポールポジションはレース1で8位だったマキシミリアン・ギュンター(アーデン)、福住は18番手、牧野は19番手からのスタートとなる。
フォーメーションラップ開始となったその時、ショーン・ジェラエル(プレマ)とニコラス・ラティフィ(DAMS)がダミーグリッド上でエンジンストール。2台はピットスタートを強いられることとなった。
レースは、ニック・デ・フリース(プレマ)がスタートダッシュを決めホールショットを奪い、ポールスタートのギュンターは2番手にポジションを落とした。18番手スタートの福住はオープニングラップで一気にポジションを上げ、10番手でオープニングラップを終える。
その福住は、2周目の4コーナーでアルジュン・マイニ(トライデント)をオーバーテイクし、9番手にポジションアップを果たす。
5周目、牧野はロイ・ニッサニー(カンポス)と接触しフロントウイングを破損。ウイング交換のためピットインを強いられ17番手に転落してしまった。
トップを行くデ・フリースは9周目にピットイン。ミディアムタイヤからソフトタイヤに交換する作戦を採り13番手でコース復帰。これによりマルケロフがトップに立つ。それをみた6番手のルイス・デルトラズ(チャロウズ)、7番手のアントニオ・フォコ(チャロウズ)もタイヤ交換を敢行する。
昨年、バーレーンのレース2を制したシャルル・ルクレールと同様の戦略を採ったデ・フリースは、レースのファステストタイムを刻みながら上位陣を追い上げていく。19周目には5番手に浮上するも反撃はここまで。表彰台争いに絡むことはできなかった。
残り3周。レース1優勝のランド・ノリス(カーリン)が3番手を行くセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)に接近。ノリスは再三セッテ・カマラに並びかけるもオーバーテイクには至らず、セッテ・カマラはポジションを守りきり3位表彰台を獲得した。
福住のチームメイトであるギュンターは、ブレーキロックの症状に悩まされながらもポジションを死守し、見事2位フィニッシュを果たす。
優勝はノーピット作戦でタイヤを労り走りきったマルケロフ。レース1に続き2戦連続の表彰台を獲得してみせた。
福住は8位入賞、牧野は序盤の接触が響き17位フィニッシュとなった。
FIA F2第2戦アゼルバイジャンは4月27~29日に開催される。
Pos | No | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | A.マルケロフ | ロシアンタイム | 42’42.161 |
2 | 11 | M.ギュンター | アーデン | 2.105 |
3 | 18 | S.セッテ・カマラ | カーリン | 3.803 |
4 | 19 | L.ノリス | カーリン | 5.043 |
5 | 4 | N.デ・フリース | プレマ・レーシング | 10.265 |
6 | 14 | L.ギオット | カンポス | 15.696 |
7 | 10 | R.ボシュング | MPモータースポーツ | 23.511 |
8 | 12 | 福住仁嶺 | アーデン | 24.582 |
9 | 20 | L.デルトラズ | チャロウズ | 25.194 |
10 | 6 | N.ラティフィ | ダムス | 25.687 |
11 | 9 | R.メリ | MPモータースポーツ | 25.804 |
12 | 21 | A.フォコ | チャロウズ | 26.638 |
13 | 5 | A.アルボン | ダムス | 31.759 |
14 | 16 | A.マイニ | トライデント | 36.793 |
15 | 15 | R.ニッサニー | カンポス | 43.989 |
16 | 3 | S.ジェラエル | プレマ・レーシング | 57.845 |
17 | 2 | 牧野任祐 | ロシアンタイム | 1’03.819 |
18 | 7 | J.エイトケン | ART | 1’39.757 |
19 | 8 | G.ラッセル | ART | 1Lap |
20 | 17 | S.フェルッチ | トライデント | 1Lap |