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2018.04.09

新生WTCR開幕、56歳の老兵タルキーニが3戦2勝で歴史に名を刻む初代勝者に


 2018年から世界最高峰のツーリングカーシリーズとして創設されたWTCRワールド・ツーリングカー・カップの記念すべき開幕戦がモロッコのマラケシュ市街地で開催され、BRCレーシングのヒュンダイi30 N TCRをドライブする56歳のガブリエル・タルキーニが、オープニングのレース1、そして日曜レース3も制し、栄えある初代勝者の栄冠に輝いた。

 2005年から続いた文字通り世界選手権のWTCC世界ツーリングカー選手権と、創設から4年で瞬く間にグローバル・カテゴリーへと成長を遂げたTCRインターナショナル・シリーズが合流する形で誕生したこのWTCR。 

 その初年度には、双方の選手権で戦っていたトップドライバーたちが集い、26台のTCRマシンがグリッドに並ぶ豪華絢爛たるシリーズとしてスタートを切った。

 4月7日に開催されたその最初の予選で初代ポールシッターとなったのは、イバン・ミューラー・レーシングから参戦する最後のWTCC王者、テッド・ビョーク(ヒュンダイi30 N TCR)で、フロントロウにはBRCレーシングでタルキーニのチームメイトを務める元WTCCホンダ・ワークスドライバーのノルベルト・ミケリス(ヒュンダイi30 N TCR)がつけた。

 しかし、ミケリスのマシンは予選中盤にこのタイムをマークするもマシン後方から炎を上げて激しくブロー。赤旗中断の要因となっただけでなくエンジン交換により最後尾グリッド降格が言い渡されることに。

 これで実質的2番手となるセカンドロウ3番手にはタルキーニがつけ、カスタマーデリバリー初年度からヒュンダイのマシンが高い戦闘力を持つことが明らかとなった。

 迎えた記念すべきレース1スタート。ドラマ満載のこのレースで、最初に1コーナーを制したのはタルキーニだった。

 同じヒュンダイに乗るビョークを出し抜き、ここからリードを拡大すべくスパートしようかというその矢先、1コーナーでは後方集団で多重クラッシュが発生。

 WTCR最後の参戦発表ドライバーとなったジェームス・トンプソン(ミュニッヒ・モータースポーツ/FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)が1コーナーにターンインしたところ、そのシビックのリヤに、コム・トゥ・ユー・レーシングのフレデリック・バービッシュ(アウディRS3 LMS)がヒット。そのアクシデントが引き金となり、後続が次々と巻き込まれる事態となり、トム・コロネル(ブーツェン・ジニヨン・レーシング/FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)、マット・オモラ(DGスポーツ・コンペティション/プジョー308 TCR)、オーレリアン・パニス(コム・トゥ・ユー・レーシング/アウディRS3 LMS)らがストップ。

 パニスとバービッシュのマシンはそこでリタイアとなったものの、コロネルは自力でピットへと戻り、同時に出動したセーフティカー(SC)と赤旗中断にも助けられ、なんとかレースリスタート時にコースへと復帰することができた。

レース1、都合3度のスタートすべてを決めたガブリエル・タルキーニが開幕戦を制圧
ノルベルト・ミケリスは製造個体差の問題か、週末はあらゆる難題が降りかかった
開幕前唯一のバルセロナ公式テストを病欠したものの、初戦で3位表彰台とさすがの走りを見せたロブ・ハフ
まさにレースを”支配”したタルキーニ。ヒュンダイ・カスタマースポーツの契約ドライバーとして、開発の成果を満天に示した


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