FIAヨーロピアンF3選手権は4月10~11日、イタリア・ミサノで開幕前最後のプレシーズンテストが行われ、初日はユリ・ビップス(モトパーク)が、2日目は2017年のマカオF3を制したダニエル・ティクトゥム(モトパーク)がトップタイムを記録した。
計24台のエントリーが集まっている2018年のユーロF3。5月11~13日の開幕戦フランス・ポー大会に向けた最後のテストがドライコンディションのなか、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた。
2017年のADAC F4チャンピオンであるビップスは初日午前のセッションで1分27秒533のベストタイムを記録。午後にはこれまでのテストで好調のアレックス・パロウ(ハイテックGP)やラルフ・アーロン(プレマ・セオドール)がビップスに迫ったものの、タイムをブレイクすることはできなかった。
テスト初日はトップのビップスから6番手のサシャ・フェネストラ(カーリン)までが0.167秒差、21番手のソフィア・フロッシュ(ファン・アメルスフールト)までが1秒以内のギャップに収まっている。
テスト2日目はレッドブル育成ドライバーであるティクトゥムが1分27秒009秒のベストを記録。前日のビップスのタイムを上回ってみせた。
2日目の2番手は前日同様にパロウ。3番手にはフェルディナンド・ハプスブルク(カーリン)が続いたほか、この日もトップから22番手のジュリアン・ハンザ(メーコン)が1秒以内に収まるなど、激戦を予感させる結果となっている。