4月14日、2017/18年フォーミュラE第7戦ローマE-Prixがイタリア・ローマで行われ、テチーター・フォーミュラEのアンドレ・ロッテラーは、33周の決勝レースで3位表彰台を獲得した。
全12戦で争われる2017/18年シーズンの折り返しを迎えた第7戦ローマE-Prix。レースの舞台となったローマ市街地コースは初開催のコースということで“ルーキー”のロッテラーにとっては、ライバルたちに経験とデータの上でアドバンテージのある他ラウンドと比べてチャンスの多い一戦と言える。
そんななか、ロッテラーは予選前のプラクティスから好調な出だしをみせ、1回目の走行セッションで5番手タイムをマーク。予選上位5台が挑むスーパーポールでは4番手に留まったが、直前の予選では全体トップタイムをマークするなど、決勝に向けた仕上がりの良さを予感させた。
迎えた決勝は、スタートからレース中盤までセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.dams)の猛攻を凌いで4番手の位置をキープするも、ピットストップでややタイムをロスして5番手に後退してしまう。
さらに、後半スティントでは、後方から追い上げてきたルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)にも交わされ6番手となるが、首位を走っていたフェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)のリタイアによってふたたび5番手に。
その後ペースを上げたロッテラーは、ピットストップ時に先行されたブエミを交わして4番手にカムバック。残り3周で3番手のミッチ・エバンス(パナソニック・ジャガー・レーシング)に迫ると、ファイナルラップでこれを交わし、3位でチェッカー。第4戦サンティアゴE-Prix以来のポディウムフィニッシュを手にした。