北米の電気自動車ベンチャーとして瞬く間にグローバル展開を果たしたテスラ。その主力車種である『モデルS』をベースとした新たな電動GT選手権、エレクトリックGTチャンピオンシップの最新概要が発表され、2018年10月にフランスのポーでプレイベントを開催。全10ラウンドのカレンダーがアナウンスされた。
電動シングルシーター選手権として成功を収めたABBフォーミュラE選手権の“ツーリングカー版”として、2016年よりプロジェクトの起案と散発的なアナウンスが続けられてきたこのEGTは、4月24日に最新のステートメントを発表。
新たにエレクトリックGTホールディングスが運営主体となり、この2月にはエレクトリック・プロダクション・カー・シリーズ(EPCS)としてFIAからの承認を受けていた同シリーズで、記念すべき初年度となる全10戦のカレンダーが公開された。
昨年シリーズのヘッドクォーター(HQ)に認定され、新たにE-サーキットとして改修を受けたフランスのポー-アルノーで10月26~27日にプレ・レースと称した練習ラウンドを開催。
その後、11月3~4日にスペインのヘレスでダブルヘッダーの開幕戦を戦い、ヨーロッパ・ラウンドとして第3戦フランス・ポールリカール、第6戦ドイツ・ニュルブルクリンク、第7戦オランダ・アッセン、第8戦イギリス・シルバーストン、第10戦ポルトガル・アルガルベでの開催がコンファームされた。
それ以外のラウンドは欧州大陸域外での開催を予定しており、第4&5戦、第9戦のTBAラウンドは、追って開催地がアナウンスされる見込みとなっている。
この『テスラ・モデルS P100D V2.0』は、778PSの最高出力に995Nmの最大トルクを有し、0-100km/h加速2.1秒という脅威の性能を持つ。