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投稿日: 2018.05.08 15:04

STC2000第3戦:王者ルノー・フルーエンスGTがジョーカーラップ戦を制し連勝

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海外レース他 | STC2000第3戦:王者ルノー・フルーエンスGTがジョーカーラップ戦を制し連勝

 南米アルゼンチンを代表するツーリングカー・シリーズ、スーパーTC2000の第3戦が4月28~29日にアンデス山脈の東側に位置する州都メンドーサで開催され、土曜の予選レース、そしてジョーカーラップ制度が導入された日曜フューチャーレースともに、ルノースポールの王者ファクンド・アルドゥソのフルーエンスGTが制し、週末完全制覇を飾った。

 ルノーを筆頭に、元WTCC世界ツーリングカー選手権ドライバーのネストール・ジロラミ擁するプジョーや、シトロエン・トタル・アルゼンティーナ、TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ、シボレーYPFなど、多くのファクトリーチームが参戦するSTC2000。

 その強豪集う選手権で2016年にタイトルを獲得しているアグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、標高800mに位置する高地の高速サーキット土曜予選で見事にポールポジションを獲得。フロントロウ2番手に並んだトヨタのマティアス・ロッシ(トヨタ・カローラ)とともに、10ラップ・スプリントのクオリファイレースに臨むこととなった。

 しかし迎えたオープニングラップのターン2で、先頭を争うこの2台がまさかの接触。この間隙をぬって首位浮上に成功したのが、現王者のアルドゥソだった。

 中盤には11番手走行中のプライベーター・フォード、フランコ・リヴァ(フォード・フォーカス3セダン)がサスペンション破損からストップ。そのマシンを回避しようとしたエミリアーノ・スパタロ(ルノー・フルーエンスGT)がスピンオフするアクシデントが発生するも、アルドゥソは後続を引き離すべく自らのドライビングに集中して猛然とプッシュ。

 元王者カナピノも現役チャンピオンを捉えようと必死の追走を見せるも、オープニングのロスを挽回するには及ばず。わずかに0.760秒差でアルドゥソがトップチェッカー。2位カナピノ、3位ロッシの表彰台に続いて4位にはジロラミのプジョーが入り、日曜フューチャーレースのセカンドロウ4番手グリッドを確保した。

 明けた日曜の決勝は、27周のうちに2度のジョーカーラップが導入されるチャレンジングな1戦となり、各ドライバーはレギュラー周回より約9秒速いジョーカーを、15周目までに1度消化するよう義務付けられた。

 またスタート前には2番グリッドだったカナピノに予選レースでの車両規定違反が発覚し、最後尾グリッドに降格となる波乱も起こった。

土曜クオリファイレースでフロントロウを占めたシボレーとトヨタの2台

元WTCCドライバーで、2度のSTC2000元王者でもあるネストール・ジロラミも、今季ベストリザルトの4位に

TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナも、高速サーキットで上位進出と上昇の兆し

ライバルの脱落による幸運もあり、ルノー・フルーエンスGTが土曜予選レースを制した


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