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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.05.10 10:57
更新日: 2018.05.10 10:58

豪州SC:第5戦パースで19番手から怒涛の大逆転劇演じたDJRペンスキーが2連勝

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海外レース他 | 豪州SC:第5戦パースで19番手から怒涛の大逆転劇演じたDJRペンスキーが2連勝

 オーストラリア大陸のツーリングカー選手権、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの第5戦パース・スーパースプリントが5月4〜6日に開催され、DJRチーム・ペンスキーのスコット・マクローリン(フォード・ファルコンFG-X)が見事2連勝。レース2では19番グリッドからの大逆転劇を飾ってみせた。

 パース近郊に位置するバルバガロ・レースウェイにチャンピオンシップリーダーとして乗り込んできたマクローリンは、土曜予選からその好調さを存分に発揮してポールポジションを獲得。スタートでも「マシンは充分にスピードがあり、とても速いと感じていたので、最初から引き離したいと思っていた」と語るとおり、チームメイトのファビアン・クルサード(フォード・ファルコンFG-X)を従えてぐんぐんとギャップを拡大していく。

 その後、最初のストップで後輪の交換に手間取ったクルサードは8番手までドロップするも、マクローリンは後続よりピットタイミングを引っ張る戦略を採り、さらにマージンを手にする巧みなレースマネジメントを披露。

「もちろん、ライバル勢がみんなアンダーカットを狙っているのは理解していた。ステイアウトしても僕らのタイヤにはペースがあると判断し、うまくギャップを作れた」と、2位マーク・ウインターボトム(ティックフォード・レーシング/フォード・ファルコンFG-X)、3位シェーン-ヴァン・ギズバーゲン(レッドブル・レーシング・オーストラリア/ホールデン・コモドアZB)に対し、それぞれ6秒、9秒の差を持ってトップチェッカーをくぐった。

 一方、マクローリンにとって選手権最大のライバルである“セブンタイムス・チャンピオン”こと現王者ジェイミー・ウインカップは、表彰台に上ったRBRAのチームメイトとは異なりタフなレース展開を強いられ、14番グリッドからの戦いで5番手にまでポジションを挽回してフィニッシュ。

 しかし、レース中のピットでティックフォード・レーシングのチャズ・モスタート(フォード・ファルコンFG-X)に追突し、彼をスピンに追い込んだとしてレース後に5秒加算のペナルティ裁定を受け、11位のリザルトに終わっている。

 しかし日曜83ラップのレース2に向け、失地挽回の予選を展開したのはそのRBRAのトリプルエイト・レースエンジニアリング勢。午前のアタックでウィンカップ、SVGの2台がQ2に進出するとそのまま2台がフロントロウを独占。対照的に、前ラウンドの第4戦から数えて3連勝中の前日勝者マクローリンはQ1敗退となり、19番グリッドからの苦しいレースとなることが予想された。

 ポールシッターの王者ウインカップは盤石のスタートで首位をキープし、その背後には後方グリッドからジャンプアップを果たしたモスタートのフォードが2番手に浮上する。しかし序盤4周目にギャリー・ロジャース・モータースポーツ(GRM)のジェームス・ゴールディン(ホールデン・コモドアZB)がコースオフし、早々にセーフティカー(SC)導入の展開となる。

レッドブル・レーシング・オーストラリアの2016年王者、SVGことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンはR1で3位
現役王者のジェイミー・ウインカップはピットエントリーでの追突で、レース後タイム加算のペナルティに
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