レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.05.25 20:12
更新日: 2018.05.25 20:14

FIA F2第4戦モナコ レース1:福住が10位入賞。レースはマルケロフが制す

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | FIA F2第4戦モナコ レース1:福住が10位入賞。レースはマルケロフが制す

 5月25日(金)、モナコ市街地コースでFIA F2第3戦レース1が開催され、アルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は10位、牧野任祐(ロシアンタイム)は14位だった。

 昨日の予選でポールポジションを獲得したアレキサンダー・アルボン(ダムス)は、3戦連続のポールスタート。福住は13番手スタート、牧野は11番手スタートとなる。

 レース1の周回数は42周。ソフトとスーパーソフトの2種類のタイヤをレース中に使用する義務がある。

 好スタートを決めたアルボンがホールショットを奪う。4番手スタートのアントニオ・フォコ(チャロウズ)は、5番手スタートのルカ・ギオット(カンポス)に対して大きく幅寄せをし、行き場を失ったギオットは壁に接触しリタイアとなる。このアクシデントのためセーフティカー(SC)が導入され、フォコに対してはドライブスルーペナルティが課された。

 3周目にレース再開。トップのアルボンと2番手ニック・デ・フリース(プレマ)が集団から抜け出し、1秒以内の差を保ちながら3番手以下を徐々に引き離していく。

 12周目、最終コーナーでラルフ・ボシュング(MPモータースポーツ)と、そのイン側に飛び込んだランド・ノリス(カーリン)が接触。コントロールを失ったボシュングはウォールに衝突しリタイアとなる。ボシュングのマシン排除のため、2度目のSCが導入される。このアクシデントについてレーススチュワードは、ノリスに対しドライブスルーペナルティを課した。

 このSCをチャンスとみたトップのアルボンと2番手デ・フリースが同時にピットインを試みる。しかし、ピットロード入り口で両者が接触。アルボンはスピンを喫した。

 16周目にレース再開、ここから快走を見せたのはトップに浮上したマルケロフだ。次々とファステストラップをマークしながら、後続を引き離しにかかる。

 一方、4番手につけていた福住はペースが上がらず、ニコラス・ラティフィ(ダムス)に追い上げられる苦しいレースを強いられる。そして30周目にピットイン。11番手でコース復帰し、最終的にはポジションをひとつ上げ10位でレースを終えている。

 35周目、後続を引き離したマルケロフがピットイン。まだピットインを済ませていないラティフィに次ぐ2番手と、事実上のトップで戦列に復帰した。

 ラティフィがピットインし、トップに浮上したマルケロフはそのまま逃げきり今季初優勝。ショーン・ゲラエル(プレマ)が2位表彰台を獲得、元F1ドライバーのロベルト・メリ(MPモータースポーツ)が3位につけた。

 優勝を飾ったマルケロフのチームメイトである牧野はレース終盤、トラブルによりマシンを止め14位完走扱いとなっている。

 第4戦モナコレース2は26日(土)、日本時間24:20からスタートする。

Pos No Driver Team Time/Gap
1 1 A.マルケロフ ロシアンタイム 1h02’03.286
2 3 S.ゲラエル プレマ・レーシング 10.713
3 9 R.メリ MPモータースポーツ 15.489
4 20 L.デルトラズ チャロウズ 19.236
5 16 A.マイニ トライデント 20.135
6 19 L.ノリス カーリン 20.637
7 7 J.エイトケン ART 21.986
8 21 A.フォコ チャロウズ 23.855
9 6 N.ラティフィ ダムス 24.861
10 12 福住仁嶺 アーデン 30.944
11 11 M.ギュンター アーデン 31.532
12 15 R.ニッサニー カンポス 49.749
13 17 S.フェルッチ トライデント 87.441
14 2 牧野任祐 ロシアンタイム DNF
NC 5 A.アルボン ダムス DNF
NC 4 N.デ・フリース プレマ・レーシング DNF
NC 10 R.ボシュング MPモータースポーツ DNF
NC 8 G.ラッセル ART DNF
NC 14 L.ギオット カンポス DNF

関連のニュース