レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.05.27 01:44

FIA F2第4戦モナコ レース2:牧野と福住はリタイア。完走10台のサバイバルレースをフォコが制す

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | FIA F2第4戦モナコ レース2:牧野と福住はリタイア。完走10台のサバイバルレースをフォコが制す

 5月26日(土)、モナコ市街地コースでFIA F2第3戦レース2が開催され、アントニオ・フォコ(チャロウズ)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)と牧野任祐(ロシアンタイム)はリタイアだった。

 昨日のレースで8位を獲得したフォコがポールスタート。福住は10番手スタート、牧野は14番手スタートとなる。

 レース2の周回数は30周。タイヤ交換、ピットインの義務はないスプリントレースとなる。なお、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)は予選でのクラッシュで負った怪我の影響でレース1に続き欠場、19台でのレースとなる。

 フォコがホールショット。3番手スタートのランド・ノリス(カーリン)が好スタートを決め2番手に浮上する。2番手スタートのジャック・エイトケン(ART)は出遅れてしまった。

 牧野はスタートでエンジンストール、後ろからきたルカ・ギオット(カンポス)に追突されてしまいリタイアを喫した。ホームストレート上ではほか数台がストールし、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。

 2周目にレースが再開されるとトップの2台は1秒以内の差でバトルを繰り広げる。

 4周目、レース1で2位を獲得していたショーン・ゲラエル(プレマ)がプールサイドシケインでクラッシュ。マシンの左側が大破してしまう。このアクシデントの影響でセーフティカー(SC)が導入される。

 10周目からレースが再開、レース中盤気を吐いたのは昨日のレース1勝者であるアルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)だ。

 マルケロフは17周目、ラスカスでアルジュン・マイニ(トライデント)のイン側に飛び込みオーバーテイク。4番手にポジションをあげてみせると、3番手のルイス・デルトラズ(チャロウズ)にも急接近。2台によるデッドヒートが始まった。

 19周目のラスカスでマルケロフはデルトラズのアウトからオーバーテイクを試みるも失敗。その後も0.5秒以内の緊迫したバトルが続いていく。

 しかし20周目、ジョージ・ラッセル(ART)がプールサイドシケインでクラッシュし、2度目のVSCが導入される。程なくしてレースは再開すると、マルケロフとボシュングの表彰台争いはさらに激化する。

 27周目、今度はアレキサンダー・アルボン(ダムス)とロイ・ニッサニー(カンポス)がヌーベルシケインでクラッシュ。2度目のSCが導入された。

 残り2周でレースが再開となったがその直後、8番手の福住と9番手のサンティーノ・フェルッチ(トライデント)がラスカスでミス、マシンを止めてしまった。三度SCが導入されそのままチェッカー、レース終了となった。

 フォコがポール・トゥ・ウイン、ノリスが2位、3位にはマルケロフの猛攻を防ぎきったデルトラズが入った。

 FIA F2第5戦は6月22~24日、フランスのポール・リカール・サーキットで開催される。

Pos No Driver Team Time/Gap
1 21 A.フォコ チャロウズ 48’44.373
2 19 L.ノリス カーリン 1.172
3 20 L.デルトラズ チャロウズ 2.069
4 1 A.マルケロフ ロシアンタイム 4.091
5 9 R.メリ MPモータースポーツ 6.099
6 16 A.マイニ トライデント 7.449
7 11 M.ギュンター アーデン 7.955
8 6 N.ラティフィ ダムス 12.242
9 4 N.デ・フリース プレマ・レーシング 1Lap
10 14 L.ギオット カンポス 1Lap
NC 12 福住仁嶺 アーデン DNF
NC 17 S.フェルッチ トライデント DNF
NC 15 R.ニッサニー カンポス DNF
NC 5 A.アルボン ダムス DNF
NC 10 R.ボシュング MPモータースポーツ DNF
NC 8 G.ラッセル ART DNF
NC 3 S.ゲラエル プレマ・レーシング DNF
NC 2 牧野任祐 ロシアンタイム DNF
NC 7 J.エイトケン ART DNF

関連のニュース