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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.06.26 12:30
更新日: 2018.07.17 12:40

WTCR第5戦:ポルトガル戦レース1で約27台が巻き込まれる大クラッシュ。ヒュンダイが2勝挙げる

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海外レース他 | WTCR第5戦:ポルトガル戦レース1で約27台が巻き込まれる大クラッシュ。ヒュンダイが2勝挙げる

 WTCR世界ツーリングカー・カップは6月23~24日、ポルトガルのヴィラ・レアルで第5ラウンドが行われ、レース1でイバン・ミューラー(ヒュンダイi30 N TCR)が、レース2でマト・ホモラ(プジョー308 TCR)が、レース3でテッド・ビョーク(ヒュンダイi30 N TCR)が優勝を飾った。

 シリーズの前身にあたるWTCC世界ツーリングカー選手権時代からカレンダーに組み込まれてきたヴィラ・レアルは1周4.785kmの市街地サーキットで争われる1戦。

 また、この大会ではWorldRX世界ラリークロス選手権などで採用されている遠回りセクションの“ジョーカーラップ”も採用。各ドライバーにはレース中1度の通行義務が課されており、どのタイミングでジョーカーを通過するかがポイントとなった。

■レース1

 レース1の予選はロブ・ハフ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)とメディ・ベナーニ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)のセバスチャン・ローブ・レーシング勢がフロントロウを独占。3番手にノルベルト・ミケリス(ヒュンダイi30 N TCR)が続く形に。

 迎えたスタートではミケリスが好スタートをみせたが、ハフとベナーニがサイド・バイ・サイドの状態で前を塞ぐ格好となり、集団のまま1コーナーをクリア。

 しかし、続く2コーナーでハフとベナーニが接触。2台はそのまま2コーナーアウト側のガードレールに激突してしまう。

 クラッシュの衝撃でベナーニのマシンは、一時ハフのマシンに乗り上げるような格好となると、2台はコースを塞ぐような形でストップ。これに後続の約27台が次々と巻き込まれる大クラッシュに発展した。

 ハフとベナーニのふたりは検査のために病院へ搬送されたほか、アクシデントの処理、ガードレールの修復のためにレースは2時間以上に渡って赤旗中断。クラッシュに巻き込まれた車両のうち7台がリタイアを余儀なくされた。

 大クラッシュの引き金となったセバスチャン・ローブ・レーシングの2台は修復を断念。レースウイーク全体をリタイアしている。

イバン・ミューラー(ヒュンダイi30 N TCR)
イバン・ミューラー(ヒュンダイi30 N TCR)

 レースは現地18時15分にセーフティカー先導で再開。予選6番手だったミューラーを先頭に、エステバン・グエリエリ(ホンダ・シビック・タイプR TCR)、ガブリエル・タルキーニ(ヒュンダイi30 N TCR)と続いていく。

 セーフティカー退出後、ミューラーはレースをコントロールしてトップチェッカー。2位にグエリエリ、3位にはタルキーニを交わしたペペ・オリオラ(セアト・クプラTCR)が続いた。


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