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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.30 10:28

インディ第13戦ミド・オハイオ:ロッシが難コースを完全制圧。琢磨は序盤の接触に泣く

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海外レース他 | インディ第13戦ミド・オハイオ:ロッシが難コースを完全制圧。琢磨は序盤の接触に泣く

 ミド・オハイオ・スポーツカーコースで開催されたインディカー・シリーズ第13戦。29日に行われた決勝レースは、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がポール・トゥ・ウインで今季2勝目を飾った。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は序盤での接触が影響し17位でレースを終えた。

 アレクサンダー・ロッシが今シーズン2勝目、キャリア4勝目をミドオハイオ・スポーツカーコースで挙げた。ポールポジションからスタートしたロッシは、予選2番手だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)に攻撃の隙を与えずに周回を重ね、90周のレースを30周ずつ2回のピットストップで走り切った。

第13戦ミド・オハイオ/スタート

 イエローが一度も出ないレースとなったが、ロッシは集中力を切らすことなく攻めの走りを続け、レッドでもブラックでもトップレべルのラップタイムを記録。その結果、2位に12秒以上の大差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

 ライバルたちが200秒のプッシュ・トゥ・パスをフルに使って戦っていたのに対し、ロッシは半分以上の126秒を残してゴール。それほど今日の彼は走りは“キレ”があった。

大差をつけて今季2勝目を挙げたロッシ

 先頭を走り続けるロッシを逆転しようと多くのチームが早めに1回目のピットストップを行う作戦に出た。自分たちがピットした後にフルコースコーションが出れば、一気に大きなアドバンテージが得られると期待してのことだった。しかし、3回のプラクティスと予選で頻発したスピンやアクシデントが、決勝レース90周の間にはとうとう一度も出なかった。

 2位フィニッシュしたロバート・ウィケンス(シュミット・ピーターソン)は、レース中盤の2スティントで投入したブラックタイヤでのペースが今ひとつだった。佐藤琢磨のすぐ後ろにピットアウトした第3スティントでは、第2スティント以上にペースが上がらず、琢磨にアタックを仕掛けることもできずに周回、勝機を掴み切れなかった。

初優勝まであと一歩届かず2位表彰台のウィケンス

「2ストップでいくか、3ストップにするか。先週からチームで検討を続け、3ストップでいくことにした。残念なのは第3スティントでバックマーカーの後ろにピットアウトし、自分のペースで走れなかったこと。誰も前にいないスペースを走れていたら優勝争いができていたと思う」と展開が味方しなかったことを悔やんでいた。

チャンピオン争いの行方は?


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