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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.08.21 07:35
更新日: 2018.08.20 19:18

豪州SC新規参戦チームがシーズン半ばでフォードからホールデンに電撃スイッチ

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海外レース他 | 豪州SC新規参戦チームがシーズン半ばでフォードからホールデンに電撃スイッチ

 新設されたタイレム・ベンドでの第11戦、新規カレンダー入りの“The Bend”スーパースプリント開催を目前に控えたVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーで、今季ルーキードライバーのトッド・ヘイゼルウッドを走らせているMSR(マット・ストーン・レーシング)が、シーズン中にフォード陣営からホールデンにスイッチする異例の発表を行った。

 このメーカー変更によって、2017年に下部カテゴリーのスーパー2でシリーズチャンピオンを獲得したヘイゼルウッドは、残るシーズンはカスタマー仕様の旧型ホールデン・コモドアVFをドライブすることに。

 そして2019年に向けてはホールデンのファクトリー指定チームであるトリプルエイト・レースエンジニアリングからの技術サポートを獲得する予定で最新型のZBをドライブする予定という。

 今季からメインシリーズであるVASCにスーパー2のチャンピオンドライバーとともに昇格してきたMSRは、フォード系トップチームのDJRチーム・ペンスキーとの契約で昨季モデルのフォード・ファルコンFG-Xを投入。

 このペンスキーとの契約は、カスタマーサポートに積極的ではないDJR側と、技術的提携を望むMSR側とで長らく協議が続けられてきたが、シーズン前半戦のMSRは一切のテクニカルサポートを得ることなく戦ってきた。

 そのため昇格初年度のMSRは競争力不足に苦しんでおり、ヘイゼルウッドは21レースが終了した時点で、フルタイムで参戦するレギュラードライバー勢最下位となるランキング21位に沈んでいる。

 チームオーナーのマット・ストーンは、来季フォードがシリーズへの投入を計画している『フォード・マスタング』のプロジェクトに強い関心を抱いていたというものの、カスタマーサポートの契約を勝ち取ることは、彼の職務とチームの将来に向け「不可欠な要素だった」と説明する。

今季からSuper2王者のトッド・ヘイゼルウッドとともにメインシリーズに挑戦しているMSR
2部シリーズではスコット・マクローリンらも輩出したマット・ストーン代表(左)


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