2018/19年からABBフォーミュラE選手権のサポートレースとして開催されるジャガーの電気自動車ワンメイク『Iペース eトロフィー』の初公式テストがイギリス・シルバーストンで行われた。
Iペース eトロフィーは先日都内でプロテニスプレーヤーの錦織圭が登場しての発表会が行われたばかりの電気自動車『I-PACE』をベースとしたレーシングカーで争われるワンメイクシリーズだ。
シリーズ発足初年度となる2018/19年は12月15日のサウジアラビア・ディルイーヤ戦を皮切りに2019年7月14日のアメリカ・ニューヨーク戦までの全10戦が行われる予定で、シリーズ全戦がフォーミュラEと併催される。
シルバーストンで行われたテストには、シリーズへ参戦するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)とジャガー・ブラジル・レーシングのほか、名称が明かされていないアジア系チーム、ドイツ系チームなどが参加した。
ブラジル・サンパウロに拠点をもつZEGエンバイロメンタルがスポンサーを務めるジャガー・ブラジル・レーシングは、ブラジルの人気シリーズであるストックカー・ブラジルで5度の優勝経験を持つ“帝王”カカ・ブエノと、同シリーズに参戦しているセルジオ・ヒメネスがステアリングを握った。
また、2018年8月にはシリーズ参戦をアナウンスしていたRLLRは、女性ドライバーのキャサリン・レッグとブライアン・セラを起用したほか、アジア系チームからはフォーミュラEにパナソニック・ジャガー・レーシングから参戦しているミッチ・エバンスの兄弟、シモン・エバンスが参加した。