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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.02 05:36
更新日: 2018.10.01 17:57

ストックカーブラジル第9戦:王者ダニエル・セラが連続2位。元F1ドライバーのバリチェロが3位表彰台

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海外レース他 | ストックカーブラジル第9戦:王者ダニエル・セラが連続2位。元F1ドライバーのバリチェロが3位表彰台

 元F1ドライバーが多数参戦する南米屈指のツーリングカー選手権、SCBストックカー・ブラジルの第9戦ヴェロチッタが9月22~23日に開催され、週末2ヒートともに前年度2017年ウイナーがふたたび勝利を飾り、選手権リーダーの王者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC)が連続の2位表彰台を獲得。レース2の3位表彰台にはルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ)が入った。

 これから夏を迎える南半球、ブラジル・サンパウロ北部に位置するヴェロチッタのトラックは、気温33度、路面温度62度という猛暑での1戦となった。

 その予選セッションで最速タイムを記録し、レース1のポールポジションを獲得したのは2015年シリーズチャンピオンのマルコス・ゴメス(シムド・シボレー・レーシング)で、2番手にはチームメイトであり、この第9戦でシリーズ参戦100戦目を迎えたフェリペ・フラーガ(シムド・シボレー・レーシング)がつけ、強豪シムドがフロントロウを独占した。

 スタートではゴメスが首位を堅持した一方、フラーガはセカンドロウ3番手から好ダッシュを決めたガブリエル・カサグランデ(ボーゲル・モータースポーツ)にパスされ3番手に後退。そのまま序盤は耐える展開となる。

 レースが動いたのは27周レースの7周目で、首位を行くゴメスのマシンに対しレースコントロールから警告が出され、リヤのブレーキライトが作動していないことが判明。レギュレーションでは「完全なる固定と作動」が義務付けられているため、シムド・シボレー・レーシングはレースリーダーをすぐにピットへと呼び寄せ修復を試みるが、ゴメスはここでマシンを降りレースからのリタイアを決断。レース2からの復帰を目指す無念の結末となった。

 12周目には中団でバトルを展開していたルーカス・ディ・グラッシ(HEROモータースポーツ)がフリオ・カンポスをかわして6番手に浮上。同じラップでは首位のカサグランデと2番手フラーガがテール・トゥ・ノーズの接近バトルになり、そのままマシンを擦り付けるようにピットレーンへとなだれ込む。

 ここが勝負の分かれ目となり、完璧なピット作業でコースへと復帰したフラーガに対し、カサグランデはピットアウト直後に右リヤホイールがルーズになるトラブルが発生し万事休す。

 全車がピット作業を終えた段階で、WEC世界耐久選手権レギュラーでもあるダニエル・セラと、4度のSCBタイトル獲得経験を持つ“帝王”カカ・ブエノ(シムド・シボレー・レーシング)の2番手争いが激化し、その間に首位フラーガは盤石のリードを構築。

 終盤にはラファエル鈴木(バーダル・ホットカー)のマシンがコース上にストップしたことを受け、マシン回収のセーフティカー(SC)が導入されるも、そのままレース周回満了となりイエローフラッグ下でチェッカー。フラーガが参戦100戦目を祝う今季3勝目を飾った。

R1でポールポジションを獲得していたマルコス・ゴメスは、まさかのテールライト不備で戦線離脱の憂き目に
ルーキーイヤーですでに3勝を挙げているルーカス・ディ・グラッシも上位を争った
ライバルの脱落を尻目に、フェリペ・フラーガが首位でコースへと復帰していく
自身の参戦100戦を勝利で祝ったフェリペ・フラーガは、2017年に続く連覇となった


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