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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.03 15:08
更新日: 2018.10.03 15:40

FIA F2:ラッセルがチャンピオン獲得へ前進。イタリアで優勝の牧野はランキング13番手/第11戦終了後ポイントランキング

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海外レース他 | FIA F2:ラッセルがチャンピオン獲得へ前進。イタリアで優勝の牧野はランキング13番手/第11戦終了後ポイントランキング

 2018年シーズンのFIA F2は第11戦ロシアのレースを終え、11月23~25日に行われる第12戦アブダビの2レースを残すのみとなった。シリーズ最終戦の前にポイントランキングを整理しておこう。

 週末2レース制を採用しているF2は、全12戦24レースで構成されており、土曜日に行われるフィーチャーレースの勝者には25ポイント、日曜日に行われるスプリントレースの勝者には15ポイントが与えられる。

 また、予選ポールポジションには4ポイント、レースを10位以内で終えたなかで最速ラップを記録したドライバーには2ポイントが与えられるため、1イベントで最大46ポイントを獲得できる。

チャンピオン街道を突き進むジョージ・ラッセル

 第11戦ロシアのレース2で、今季6勝目を飾ったジョージ・ラッセル(ART)がポイントリーダー。ラッセルは今シーズン6勝のほかに4回ポールポジションを獲得、3回ファステストラップポイントを獲得するなど、堅実にポイントを積み重ねており、2番手アレクサンダー・アルボン(ダムス)を37ポイントリードしている。

 そのアルボンは、F2ロシアラウンドの前にニッサンから18/19シーズンのフォーミュラEへ参戦することが発表された。FE参戦に華を添えられるか注目となるが、37ポイント差を逆転するのは至難の業。チャンピオン獲得には厳しいポジションだ。

福住と談笑するアルボン。FE参戦が決まっているアルボンは、わずかながらタイトル獲得の可能性を残している

 開幕戦バーレーンで、予選ポールポジション、レース1優勝、ファステストラップをマークし鮮烈なF2デビューを飾り、シーズン序盤ではランキングをリードしていたランド・ノリス(カーリン)は3番手。ロシアではレース1でスタートをミスするなど精彩を欠き2戦連続ノーポイント、チャンピオン獲得の可能性が潰えてしまった。

 牧野任祐(ロシアンタイム)は、第9戦イタリアレース1で優勝を飾り16番手から一気に12番手に浮上した。しかしロシアでは噛み合わずレース1で1ポイント獲得するに留まり、ランキングは13番手となっている。

第9戦イタリアレース1で優勝を飾った牧野任祐

 チームの人的ミスなど、成績不振にあえぐ福住仁嶺(アーデン)は17番手。ロシアではマシントラブルを抱えながらもレース1、2ともに入賞を飾りランキングを一つ押し上げてみせた。

 チームタイトル争いは、旧GP2最終年の2016年以来F2復帰を果たしたカーリンが一歩リード。ラッセルを擁する2番手ARTとの差を51ポイントとしている。

 ARTはラッセルが前述の通りドライバーズランキングトップであるが、僚友ジャック・エイトケンが10番手と低迷。一方のカーリンはノリスが3番手、セルジオ・セッテ・カマラが6番手と安定感をみせており、チームランキングではカーリンがリードしている。

ドライバーズタイトル争いから脱落したカーリンのランド・ノリスはチームタイトル獲得を目指す

 アルボンとニコラス・ラティフィが所属するダムスが3番手、今シーズンザウバーからF1デビューを果たしたシャルル・ルクレールを排出した名門プレマはランキング4番手につけた。

 2017年シーズンチャンピオンで牧野を擁するロシアンタイムは5番手、福住の所属するアーデンは9番手と低迷している。

 チャンピオン決定の舞台となるのは最終戦アブダビ。11月23~25日にヤス・マリーナ・サーキットで開催される。

■FIA F2ポイントランキング


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